例えば竜にこころがあったとして。
造られた竜にこころは宿るのだろうか。
そしてそれは、正しい事なのか、間違った事なのか。
いつかの時代。どこかの場所。
小さな国で起きた、小さなお話。
かの大戦に深く関わる事もなく、またこの物語が存在しようがしまいが、歴史に影響を及ぼす事はない。そもそも、かの大戦の歴史は残らない。必要のない物語。
唯一、何か語る事があるならば。これは───
「───さて、取引を始めよう」
───これは、竜とこころの物語。
造られた竜にこころは宿るのだろうか。
そしてそれは、正しい事なのか、間違った事なのか。
いつかの時代。どこかの場所。
小さな国で起きた、小さなお話。
かの大戦に深く関わる事もなく、またこの物語が存在しようがしまいが、歴史に影響を及ぼす事はない。そもそも、かの大戦の歴史は残らない。必要のない物語。
唯一、何か語る事があるならば。これは───
「───さて、取引を始めよう」
───これは、竜とこころの物語。
上:───さて、取引をはじめよう | |
中:───それだけは、否定しちゃいけない | |
下:───い、か……わか、る |