丹波戦国年代記
作者:

原作:日本の歴史
タグ:残酷な描写 性転換 歴史解釈モノ
 天正年間は織田信長を中心に戦国時代が終焉へと向かう多くの事績の生じた一時代です。

 次第に収束へと向かう時代に翻弄される人々。それだけに伝記、戦記、私記、公記と多くの記録が残されていますが、どれも記録をした人や陣営の思惑や願望、美化といったバイアスが強くかかっているようです。

 また多くの伝記は江戸時代以降に成立したものが殆どで、伝聞ゆえの合わない辻褄がそこかしこに存在します。

 我々が知っている戦国時代は、いわゆる通説といわれるものです。

 沢山ある記録の重なり合う部分に強い信憑性を感じて、歴史を研究する方々が通説として成立させているものが、いわゆる歴史です。
 そこには年代日付の誤表記、場所の勘違い、人物の取違いなどが数多あり、成立して後さらに後世から指摘を受け、通説が覆されることもしばしばあります。

 これがこのお話の前提です。

 まずそのことをお断り申し上げ、読むに足るとお感じになられた方に御目通しを頂ければとても嬉しく思います。


※性転換のタグについて、通説で男性となっている人物を女性だったのでは、という異説で描写しているのみですのでお気を付けください

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