ジョジョの奇妙な冒険~アメジストのif物語~ 作:Tarako@如月銘酪
これまで読んでいただいている方はこんにちは!
Tarakoです!今回で六話目となりました!稚拙な文章も多少はマシになったんじゃないかなぁ、とひそかに考えております!
《前回までのリンク》
プロローグ
↳https://syosetu.org/novel/237782/1.html
一話
↳https://syosetu.org/novel/237782/2.html
二話
↳https://syosetu.org/novel/237782/3.html
三話
↳https://syosetu.org/novel/237782/4.html
四話
↳https://syosetu.org/novel/237782/5.html
五話
↳https://syosetu.org/novel/237782/6.html
登場人物紹介
ジョナサン・ジョースター
ターコイズ色の瞳を持つ。兄として果たすべき使命のためにディオと話す
ディオ・ブランドー
レッドタイガーアイの瞳を持つ。帝王と呼ばれる。
エリナペンドルトン
優しい女性。いざとなったら強い。
ジョラル・ジョリオ
アメジストの瞳を持ってる。怖いもの苦手。いざとなったら覚悟決めるタイプ。
人結 契(ひとゆいちぎり)
深緑のおっきなポニーテール、黒いセーラー服を着た高校生。神様の為。
黙示録のラッパ
「……どうなんだい、ディオ。君は、…君は、君自身が、どうしてそんな行動を取ったのか。僕に教えてくれよ。」
ターコイズ色の瞳で見つめる彼______ジョナサンは、相変わらず、ディオに対して、…期待、と言うのか。期待の眼差しと、まさか、そんなことはしていないだろう、と言うような苦しい表情でディオを見つめる。
いつもなら鯨飲馬食のジョナサンも、この時ばかりは難しそうな顔をしている。
「…はぁ…貴様が、俺を許すと言うなら良いだろう。」
ホットコーヒーを口元に持っていく、その動作一つ一つ、優雅で上品、隙の無い動きである。レッドタイガーアイの瞳が静かにジョナサンをとらえる。
縫い付けられたかのようなピリピリとした緊張感。ジョナサンはごくり、と唾を飲み込んでから、「うん。約束するさ」と、言った。
澄んだ瞳は天気雨の憂鬱で杞憂な空と対比して爛々と輝いている。
「じゃあ教えてやろう。…そうだな、あの女と交際を始めたきっかけからやるか」
といっても、なんか特別なきっかけとかがあった訳じゃあない、俺自身、なんで付き合ったか分からない。て言うか襲われたのは俺の方だ。起きたら事後だった。時既に遅しっていう感じだった。確かに、ディオ・ブランドーという男はとても価値がある。欲しがるのは無理もない(ソレを自分で言うのか)
だが、なんでベットの上でまたがなきゃいけない?そもそもハルノの件でそういうことには飽き飽きしていた。なにをしているんだって思ったさ、女がかけよってきて脅したんだ。俺も従うしかなかった。…だから、仕方なく付き合うことにした。子供が生まれた。興味深いものだ。ハルノは全く違う性格の奴だった。…忌まわしい、真っ赤な瞳で俺を睨んでいた。
「そんな、ディオが…?」
(全く、おめでたい頭だな。そう言う奴こそ狙われやすいというのをこいつは理解した方が良いんじゃあ無いか?)と、ディオはあきれながら考えた。上記の話は真っ赤な嘘であり、ディオの知られたくない真実を隠す為の偽の情報であった。
弟、ディアボロの様子がおかしいと言うことに気づいたのはここ最近の話。なにか焦った、というよりは、何かから逃げなくてはいけなくなった、という表現が正しいか。普段と相変わらず生意気な野郎だが、そう言う時の…威勢、みたいな物が無く、心なしかやつれて見えた。兄の責務を果たすため、何度か問いただしてみたものの、一向に教える雰囲気ではなく、こちらとしても、どう対処していけばいいか、手に余る、という状態だったのだ。
なので、ディオは上手くディアボロを騙し、聞き出す手口を考えていた。…勿論、ジョナサンが、騙している、ということを露知らず。どっちもどっちという感じだ。
「ところでジョジョ、貴様、感じるか」
ジョナサンの幼い顔立ちをみてから間をおいて、大袈裟に目線を流して、辺りを見渡した。
「あ、やっぱり?これ、間違いじゃなかったんだぁ」
呆気にとられた。まさか、ここまでバカだったとは!感嘆に値する程頭に花畑が咲き誇っているみたいだな。
「いやぁ、ディオのオーラが強すぎて…」
まぁ、確かに昔2m前後から、ジョジョ突き落とした俺のオーラが強くないわけないか。(それがジョジョの言う全身打撲事件である)
しかもこの異変に気付いたのは俺と、ジョジョ二人だけの模様。そもそもその他にはジョジョのつれてきた犬(ジョラル)とエリナしかいない店内は、しぃん、としている……え?
ディオは違和感を覚えて2度店内を見渡した。うん、俺含め四人しかいないな。…え?
同じ結果が出ることはおかしいのだ。背中の、星形のアザが警告しているようだった。危ない、危ない、と。
「ディオ~どうしたの?そういや、マスターが居ないね、どこかに買い物に行っているのかな?」
その一瞬で、ディオは自分のおかれている状況を理解した。全身から汗が吹き出た。どこで間違えた!?どこで消えた!?と、頭のなかで考えを張り巡らせる
ぽちゃん、と水の跳ねる音がする。
驚いて飛び上がってしまった。……水道から一滴だけがたれていた。それはシンクを伝って、消えて行く。なんだ、何か別の音だと思った、とディオがほっとしていると、
ガタガタガタ、と椅子を動かす音がする。エリナペンドルトンが、そこにはいたのだった。声を掛けようとしたが、なんだか気がひけた。その内、彼女が自らこちらに振り向いた。ゆっくりゆっくりこちらを向く。B級ホラー映画でもみている気分だ…顔がない?
間近でみると、肉が中側からえぐれて悲惨なことになっている。思わず上から込み上げてくるそれを必死に飲み込むと、酸の味がする。ジョラルとか言う奴が怯えた顔でこちらに助けを求めている。「いやだ、いやだ」と、これではB級ホラー映画のヒロインみたいだ、とディオは思った。ディオは、初めてみる光景なのに関わらず、何故か酷く落ち着いていた。…込み上げてきたのは、生理的現象だ。
そもそも夜なのがおかしい……真っ昼間から話していたはずなのに、そんなに急に夜になるか…?そんなに話していられるたちだろうか、自分は。そもそも、会話の内容だって、長くても一時間程度、エリナペンドルトンがそんなに待ってくれる性格にも思えない。
しかも、ここには店主がいない、音もなく消えていた。そんなことが、現実で出きるはずもない。それに店主はスタンド使いではなかった。明らかな事実だ。何故なら、スタンド使いだった場合、ディオや他のスタンド使いが気付かない訳が無い。彼らは一味違う。それでこのエリナの顔だ。ディオの中で、すべての物事がひとつの線になって繋がった。
ディオ・ブランドーは、その存在に気付いたかのように、まるでスローモーションのような動きでふりかえる。王者の風格と言わんばかりの迫力、その存在感!まさに帝王とまで言われたディオ・ブランドーを表している。金髪の髪が揺らめく。
「俺の目が誤魔化せるとでも?」
コツン、と、店内にもう一人、入ってきたのが感じ取れる。
キィィ、キィィと、刃物を床で引っ掻く音が、その不協和音がこの店に響く。
深緑の髪をひとまとめにして揺らし、ハサミの片割れを手に、そしてセーラー服をきた少女はディオへユラリ、ユラリと近づいてきた。
「ら、ら、ら、ららら、ら、」
歪な聖歌のメロディを奏でる。明らかに正気では無いだろうというように遠い目をした少女。
「あなたが…ディオ・ブランドー…?」
虚ろな目はディオをうつす
「フン、貴様、何者だ」
おじけもせずに、そして微動だにせずにそこに経つディオ。
(しかし、倒すのは難しそうだ)
そう思うのも無理はない。その少女のスタンド能力が案外厄介なものかもしれないという可能性が出てきた。
「そう、なのね……フフフ、あなたを殺せば、神様に認めてもらえる…!」
虚言であった。ディオは疑う。神という存在など、この世界にあるはず無いと思ってきた。絶対にない。それでも、目の前の少女は、神を信仰し、しかも己を殺すことで、上の地位を手に入れるなんて虚言、彼が信じられるわけもなかった。この店は彼女のスタンドの影響を受けていると言うことに気付く。
なぜなら、辺りが暗い…否、黒いということに。スタンドで包み込んでいるのか?それともエメラルドスプラッシュの上位互換のようなものか?
なぜか、平衡感覚が崩れていく。歩くのもままならず、たっているのでやっとだ。ディオは頭を抑える。なんとか、己のスタンド「ザ・ワールド」を呼び出す。
「あなたを……!殺せば……!」
To be continued…
カルマが背筋を追う。
さて、如何だったでしょうか!
新作情報は活動報告でご覧ください!
次回「アクアマリン」
となります!次回もお楽しみに!
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