イグの街には、ちょっと有名な魔道具屋がある。
美と香りと毒舌が渦巻くその店《レ・ボーテ・ユリィ》は、麗人マダム・ユリィが切り盛りしている。

ある日、街外れで拾ったのは、倒れていた一人の青年。
彼との出会いがマダムの生活を一変させた。

「冗談じゃないわよ――こんな世界だとお肌に悪いわ!!」

街で一番おしゃべりなマダムと、口下手な青年。
化粧筆と香油、ヒールにルージュを武器に、マダム・ユリィは今日も今日とて騒がしく、
けれど誰よりも――美しく立ち向かう。

それは、かつて語られなかった「勇者譚」のはじまり。
やがて空が裂ける日、彼女は剣ではなく、言葉と香りで世界に立つ。
  マダムの話は長い
  森での出会い2025年04月03日(木) 15:25
  ナバアという青年2025年04月03日(木) 16:27
  襲撃2025年04月03日(木) 23:58
  一蹴()
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