『クラス転移から十五年。当時から身も心も変わらない私の諦めを巡る物語――』

【簡易あらすじ】
 不本意な異世界転移に、不本意な不老をおしつけられた女子高生シグレ。
 地球に帰りたいと思いながら異世界をさまよって十五年。諦めと覚悟による決断が迫られる中、転移と不老の元凶と対峙する。

【あらすじ】
 シグレは十五年ほど前に、クラスメイトたちと共に異世界へと転移してきた。

 だが、その転移に理由らしい理由はなく、創造神の代理人を名乗る神ミラリバスのきまぐれにすぎなかったのだ。

 ギフトなる超能力を与えられたシグレたちは、ギフトを利用しながらも地球に帰る為に生きていく。
 ただやがて帰還を諦める者が、一人また一人と増えていき……多くのクラスメイトたちが帰還よりもこの世界で生きていくことを選択していく。

 そんな中で『不老』のギフトを与えられたシグレは、帰還を諦めきれずにいた。
 世界中を旅しながら、冒険者としての名を馳せ、『絶対冷嬢』や『黒閃姫』、『蹴り姫』などの二つ名まで付けられたりして有名になってきた頃――クラスメイトでもある大親友と再会する。

 一度は再会を拒否して逃げ出すも、改めて再会を果たし、言葉を交わしあったことで、シグレの在り方を修羅から阿修羅へ、観念を諦観へと変えていった。

 やがてシグレは、諦めと覚悟をチカラに変えてミラリバスの元へとたどり着く――

 理由無き転移に巻き込まれ異世界で生活することになった者たちの、これは――『諦めと覚悟』を巡る幻想譚。

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