「血を吸って、好きな人と同じになりたい。それって、そんなにおかしいことですか?」

超常能力「個性」が当たり前の世界。渡我被希美子(トガヒミコ)は、その特異な欲求ゆえに、世界から、そして両親からさえも「異常」と切り捨てられようとしていた。

だが、彼女が絶望の淵で凶行に走る直前、一人の少年がその手を取る。

彼の名は、オリジナル主人公。前世の知識を持ち、呪術の極致**『赤血操術(せっけつそうじゅつ)』**を「個性」として宿した転生者だった。

「他人(ひと)の血を奪うのが行儀悪いって言うなら、俺のをやる。……好きなだけ、啜っていいぞ」

自らの血を武器に変え、鉄の規律で操る少年。

他人の血を求め、愛する者と同化したいと願う少女。

「呪い」と忌み嫌われた二つの血は、あの日、屋上で混ざり合い、一つの「救い」へと変わった。

これは、最強の血の使い手へと至るヒーロー名**『ブラッディ』**が、前世の知識を総動員して、愛する少女と共に「ヴィラン連合」という破滅の運命を粉砕し、雄英高校で最高のヒーローを目指す物語。

「——トガ、俺の隣で、お前の『普通』を証明してみせろ」