四歳の頃、母を奪われた少女カルヴィナは、「強くなければ、大切なものを守れない」という信念を抱く。

類まれな黒魔法の才能を持つ彼女は、努力と力によって公爵令嬢、魔法学園の主席、そして生徒会長へと上り詰める。

しかし、強さを求めるあまり、いつしか「弱い者は淘汰されるべき」という極端な思想に囚われていく。

そんな彼女の前に現れたのは、聖女の力を持つ平民の少女アリエス。

カルヴィナに救われ、彼女を慕うアリエスだったが――

やがて二人は、決して避けられない運命に導かれていく。

これは、一人の令嬢が強さを求め続け、その果てに破滅へと至るまでの物語。