だから私たちは皇居のど真ん前で核の自爆スイッチを押したー人生が、とてもとても退屈だった。家族も、友達も、世界も、全部偽物にしか見えなかった。
生理痛に苦しむ私に、痛み止めを半分に折ってくれたあの子。その子と、お汁粉で乾杯した翌日、私たちは東京行きの新幹線に乗った。とても大きな荷物を持って。行き先は、皇居。二重橋前。
※虐待、性暴力、自傷、テロの描写を含みます。
※本作はフィクションであり、実在の人物、団体等とは関係ありません。