流血の錬金術師
作者:蕎麦饂飩

▼感想を書く  ※この作品はログインせずに感想を書くことが出来ます

感想

Nissan  2017年12月26日(火) 21:36 (Good:2Bad:0) 37話 報告

主人公のイシュヴァール人の区別は外見だけですか?
マイルズさんは外見はイシュヴァール人そのものでしたが、血統的には薄いのに駆除されましたね。
逆にイシュヴァール人のハーフで外見はアメストリア人な人はどうするんでしょう?
確かスラムには余りイシュヴァール人の特徴が出ていない子どもがいたはずです。

排除政策が上手く回り出せば、今度はアメストリア人の純血証明書を発行させたりしますかね。
流石のシルヴィオもDNA鑑定までは出来ませんよね?

返信:蕎麦饂飩 2017年12月26日(火) 22:01

いったいどういう嗅覚をしているのか、イシュヴァール人として生きている者を無意識の内にかぎ分けています。
そして、イシュヴァール人として生きた者が駆除対象とされています。
イシュヴァラ信仰臭とかそういうものかも知れません。
イシュヴァールの教徒がハシシとかそういう物を焚いているか、お医者さんの第六感的なものかどうかは判りませんが。


…実は取り敢えず、サングラスごしにでもいきなり見抜くヤバい奴という印象を与えたかっただけでした。


雷電◆2MhzrtNNGg ID:FunHbjnw  2017年12月26日(火) 10:40 (Good:1Bad:0) 37話 報告

ブリッグズとの完全敵対が確定しました。マイルズの妻からの復讐イベントが確立しました(原作未登場)。

本当に、惨たらしく死ぬしかない道を補強していく主人公だな。

返信:蕎麦饂飩 2017年12月26日(火) 12:07

基本的に私の書くオリ主はろくな性格の者がいません。
さて、スカーを矯正出来る最後の可能性であるマイルズが早々に亡くなりました。
これにてスカーの進む道にも救いが無くなりました。
後、まだ戻れる可能性のある復讐者はメインキャラクターはこれで残り一人…恐らく一人です。
個人的にはホークアイも狂わせてみたくはありますが。


爆焔特攻ドワーフ  2017年12月26日(火) 07:41 (Good:1Bad:0) 37話 報告

マイルズさんが死んだ!



マイルズさんって原作で何かしたっけ…?バッカニアは覚えてるんだけど

返信:蕎麦饂飩 2017年12月26日(火) 09:22

マイルズさんは、原作の中においてスカーを改心に導いた事も大きいですが、
本編よりも、寧ろ本編の終了後にこれからのイシュヴァールとアメストリスとの相互理解に強い影響を及ぼすであろう、新たなイシュヴァールの指導者とか、偉人になりかねない人物です。
彼が生存しているだけで、イシュヴァールが穏健的に立場を確保しやすくなる政治的にはある種のチートです。
ボスでなくても、使いこなせて尚且つ己の利益がそれに沿うのなら手に入れて置きたい人材ですね。


ここから先は、完全に私の妄想ですが、
祖父以外がイシュヴァール人ではない(マイルズの両親も含めて)状態でここまで己をイシュヴァール人と主張するからには、
見た目でそう生きざるを得なかっただけでなく、
家庭内に祖父が強権をもっており、
イシュヴァール人の戒律などを家庭内でも優先させたという可能性が無くは無いですね。
ホークアイの話からしても、
少なくともイシュヴァールの教義は、身内に対しては恐らくかなり厳しい戒律の制限があると思われるので、
マイルズの両親は己の子供を取り上げられて、教育に深く関われなかったという可能性すら出てきます。


生ハムめろん  2017年12月26日(火) 02:15 (Good:3Bad:0) 37話 報告

今日、この砦に偶々離れた場所で野営訓練をしていたマイルズ少佐が砦に帰って来た。
マイルズ大佐は、浅黒い皮膚とサングラスが似合うクールな男であると砦でも評判だ。

たぶん誤字だと思うんですがマイルズさんが、1行で二階級特進してるんですが…。
マイルズさんが二人いたらすみません。

返信:蕎麦饂飩 2017年12月26日(火) 02:18

すみません、この時点ではまだ亡くなっていないのに、特別昇任してしまっていました。
もれなくこの後大佐になりましたが、この時点では間違いない少佐です。ご指摘感謝します。


投稿話順全話感想

赤いペレット  2023年01月17日(火) 17:39 (Good:0Bad:0) 52話 報告

数年ぶりに読み直させていただきました、面白い作品をありがとうございました。
真理の扉は当人にとって大切なものを代価にすると言いますが主人公にとってとびきり大切なものを代価にされたんだなと実感します。
良心さえ残ってれば許嫁との縁も残ってたでしょうし殺されもしなかったでしょうね、真理の扉を通ってなければそもそも死んでたから皮肉ですね。


炬燵猫鍋氏  2018年02月04日(日) 11:47 (Good:0Bad:1) 52話 報告

悲劇は悲劇ゆえに美しい。
あまりにも多くの者達が救われず、報われなかった物語ですが、寂寥感とともな確かな満足を味わえました。

七つの大罪の一つから生まれ、人として確かな幸せを掴みとった美女に冥福あれ。

返信:蕎麦饂飩 2018年02月04日(日) 18:16

感想ありがとうございます。

いきなりですが私は悲劇が好きです。
極端な見方ですがハッピーエンドは未来を続かせてキャラクターを映えさせるもの、
バッドエンドはストーリーの優先の傾向が強いと考えています。(あくまで個人の感想です)
救いの無いストーリー、若しくは救われないキャラクターに救いを与えるためにデウスマキナ(演劇におけるご都合主義の体現)たるオリ主を入れる二次作品がハーメルンでは主流派だと勝手に思っていますが、
今作では敢えて救いのある原作で(少なくとも当事者を客観視する上では)救いの無い結末へ持ち込むためのデウスマキナを用意させて頂きました。
ただ、鋼の錬金術師の原作のストーリーが非常にレベルが高いのでキャラクターを不幸にしてまで悲劇をやる必要があるのか?
という意見が多いかと思っていましたが好意的に受け入れて頂き感謝しています。

さて、ホムンクルスについてでしたが、
孤高の化け物として永遠に近い時を過ごすのと、
愛する人との間に生まれた自分の子供に託して人間として死ぬのではどちらが満足を得られるかという事ですよね。
ベースが人間であるラースが人間を理解しつつも人間に対して同類ではなく傍観者の姿勢を持つのに対して、
彼女は己自身が人間と同じような構成を持ち、同じような感情を持つと発言していましたので、主人公のパートナーに選びました。

救いの無い世界観でしたが、やりたいように復讐を続けた上に愛する人と結ばれた主人公や、
化け物として生まれながら人間としての時間を過ごした彼女に主観的な救いが無かったとは私は思ってはいません。
救いの形は人それぞれだと思います。


Liar  2018年02月02日(金) 15:40 (Good:0Bad:1) 52話 報告

初めて読んでその日に最終話まで読ませて頂きました。
ハガレン二次創作品は多数ありますが、その中でも最高の作品でした。
自らの行った復讐は最後には自らに返ってくる。そして復讐は無くならない。
そんな人間のどうしようもない愚かさを、原作よりも突き詰めていてとても楽しく読むことができました。
また、序盤で退場してしまったラストがヒロインという設定も最高でしたね。
兄弟たちから煽られる自称色欲さんをニヤニヤと愉しく見守るのは至高のひと時でした。
このような作品を書いてくれてありがとう御座いました。

返信:蕎麦饂飩 2018年02月02日(金) 17:40

お褒め頂き恐縮です。鋼の錬金術師は原作の内容密度が濃いので、題材としてはかなり二次作品が作りやすい環境にあるので、きっとそのおかげだと思います。
原作は『対話』と『耐える』事に重点を置いた物語だと私は解釈しています。
ですからダークサイドに落ちる要因を幾つも孕みながらも眩しいくらいに命の輝きに溢れています。
私は敢えて『対話』による互いへの『耐える』=赦しを無くした世界をテーマにしてみました。
当初のスカーの様に自分の中の結論ありきで動く絶対の復讐心が根底にあるゆえに和解が望めない世界です。
私は原作でのキーマンはホーエンハイム・師父・マイルズだと思っています。一人目は当然ですが後の二人がいなければスカーの活躍はありませんでした。
そしてもうひとつ、大罪とされる感情の中で『強欲』以外にもその感情に振り回される者はいないのか?
ただ彼ら彼女らを化け物として扱ってよいのか?
という部分もありまして、原作では最終盤でプライドと彼のママからようやく人間とホムンクルスの歩み寄りが描かれましたが、それを先取りしてみようという試みもありました。
そういえば、原作ではエドワードがお父様に勝利しましたが、
実は勝利要件は割りとガバガバなんです。(お父様ェ)
何故なら本来届かない神に等しい世界の真理の扉に、踏み台を用意して背伸びして手を伸ばすのがお父様なので足元が弱いのは当たり前だと考えています。
掘り方が甘くて洞窟が崩れたら失敗。大量の雨雲が空を覆っていたら失敗。
ホーエンハイムの策略がトントン拍子に成功していたら多分失敗。人柱が何かの『事故』で足りなければ失敗…etc
だから主人公がお父様倒しても大丈夫だよねと原作ファンのお怒りが落ちないか怯えつつ最後は書き上げました。
何はともあれお読み頂けた上に、感想まで頂きありがとうございました。


facker99  2018年01月06日(土) 21:55 (Good:1Bad:0) 52話 報告

復讐はシンプルにするのが一番ってことですね、拗らせずにスカーさんだけこっそり惨殺すればこんな事にはならなかったかも?それとも因果応報は不可避なんでしょうかね

返信:蕎麦饂飩 2018年01月06日(土) 23:32

感想ありがとうございます。
シンプルに一人だけを殺したとしても、
スカーさんを大切に思う人がいれば、螺旋は続いていくかも知れませんね。(いなければ大丈夫かもしれません)
今回は『ウロボロスの蛇』がテーマの1つなので、
キンブリーだけではなくて、新人でも国家錬金術師は全員殺すマンと、
スカーだけではなくて、無実のイシュヴァール人も全員殺すマンという、とにかく互いに恨まれそうなキャラクター達の喰らい合いになりました。


setta  2018年01月05日(金) 01:14 (Good:6Bad:0) 52話 報告

素晴らしい読了感。
主題であるウロボロスに相応しく、単なるハッピーエンドに終わらせない延々続く復讐の螺旋を描いたいい小説に出会えました。

ハガレン二次というだけでどうせエタるだろう、なんて考えていたことが勿体無い作品でした。
主人公の強さとそれにもかかわらず、あっさりとした最期。
もう堪んねぇ。

返信:蕎麦饂飩 2018年01月05日(金) 01:32

お褒め頂き光栄です。
エンディングにストーリーとキャラクターの両立が私には出来ないと思い、ストーリーの流れ優先としました。
というか、バッドエンドこそ美しいという私の性癖のせいですね。

そしてこの最終回だけは、初期から殆ど決めていたものでした。
また、あっさり死んだのは、
主人公をスーパーチートにし過ぎたので相手を警戒しての長期戦だと、先ず負けないのが一つと、
主人公のチートの源が心を復讐だけで染め抜いたことによる容赦の無さだったので、それ以外の色が心に染みてきた事が敗因ですね。
究極的にはラストが主人公を殺したとも言えます。


何はともあれお読み頂きありがとうございました。


ロタ  2018年01月01日(月) 12:52 (Good:3Bad:1) 52話 報告

完結おめでとうございます。
因果応報がウロボロスのように循環していくのですね。
とても面白かったです。

返信:蕎麦饂飩 2018年01月01日(月) 12:59

ありがとうございます。主人公は遂に己が蛇の尾になる側に廻りました。
そして、新たな蛇の頭として彼の娘が復讐者として誕生したのです。
お読み頂きありがとうございました。



感想を書く
非ログイン時のみ、名前と投稿キーを入力してください
名前  2~20文字
「名前#任意の文字列」と入力すると、「名前◆暗号化された文字列」と表示されます
投稿キー  投稿キー を入力してください)
内容 対象話:

0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。


感想検索
キーワード
ユーザー名 話数 並び替え
絞り込み