~銃弾と対価~
作者:クマぴょん

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奥の手  2024年01月02日(火) 00:42 (Good:1Bad:0) 47話 報告

読了おおおおおおぉぉぉぉ!

何話か前の感想で「物語が収束するのか、それとも戦記物のように収束などなく終わるのか」とワクワクしていましたが、やはり収束です。これですよ。どんな物語でも共通して1番気持ちいいのは「広がった風呂敷が最後には綺麗な結び目を残して内容全てを包むこと」です。異論は認める。
そういう物語が好きで、そういう物語を好んで選択して摂取して来た人生ですから、そのようにまとまった作品を見るとやっぱりグッとくるものがありますね。

(22行省略されています)

返信:クマぴょん 2024年01月03日(水) 13:39

読了オッツオッツ。

ワイの作品は、

・1話で基本的に伏線回収しない(しかもあらすじから伏線があるという状態)
・長時間縛られる
・変なところで伏線回収する

から、意味が解らないまま終わる意図で書いているから、現代小説としては悪い例だけど、近代海外長編小説に踏襲した形にしてる。それでも「子供と大人」の対比は描かれているのは黒澤明の「七人の侍」の「村人と牢人(武士)」をかなり意識している。
ただ、本編では楠木司令が「DAの行動をマキャベリズム」と謳っていて、もしそのままだった場合、フレディがDAを消すルートは初期案からあった。まぁ実際には権謀術数主義なので実際のマキャベリズムとは若干違っていたりするので、リーの選択肢が間違っていた場合、消すルートに走っていたのは間違いなかったとも言える。

通信内容は軍での体験も含めて、超絶硬派のFPS(英語が飛び交うVC)もかなり影響がある。現代戦争における兵士たちはシミュレーションゲームで訓練することが多いので、そこから採用しているのもある。
余談になるけど、硬派FPSの事を「陰キャが遊ぶFPS」って言っている連中が居るけど、ただ単に英語が話せない・読めないだけの「嫉み」しか出来ない連中だから気にしない気にしない。

駆け引きは、1920年代の禁酒法時代~80年代の映画を参考にしているので、現代っ子たちは絶対に置いてきぼりにしている感じが否めない。実際に、ボロクソに叩かれているが、別に気にしてない。理解できなかった連中に一々教えるならば、自分で調べて、どうぞ。

何はともあれ非効率な書き方をした結果、1年近く長引いたのはワイの努力不足でもある。それでも読んでくれたのはとても嬉しい。今日まで労いの言葉なんて無かった小生には、今までの無い高揚感を味わった。心の底から感謝申し上げる。


奥の手  2023年08月15日(火) 09:20 (Good:1Bad:0) 26話 報告

おい……ついた!

そしてやっぱりいいですねぇ。プロがアマチュアを蹂躙する姿は爽快感を覚えます。調子に乗っている悪ガキどもを〝のして〟いくのは見ていて気持ちがいい。そして本人たちは決して相手をなめてかかるのではなく、入念に準備をして叩き潰す。プロとしての矜持がここに見えますね。

そんなプロの集団でも、内部で割れて片方を敵に回し、相手どらなければいけないこの状況。アマチュアテロリスト相手によろしくやっているだけでは済まない展開に手の平が湿ります。しかも表立って刃を交えるわけではなく、あくまで水面下で両者が牙をむく。これですよ。この緊張感がたまらない。


毎週追って見るのも作品を楽しむスタイルの一つだとは思いますが、貴作に限っては「何話かまとめて味わう」スタイルがよりストーリーの展開を楽しめるかもしれないと思いました。一話一話は独立しているので読みやすいです。
しかしこれを続けて読むと、状況が大きくかつ繊細に変わっていく様を楽しめてよりいっそう、大変お得に感じました。
ここからどう物語が収束していくのか。あるいはリアルな戦場物語のように「収束などしない」一つの区切りが存在するのか。みものです。

返信:クマぴょん 2023年08月15日(火) 14:30

また感想合戦をお願いしてスマヌス。

「孫子」の兵法を用いて、戦っている姿を見せたい欲が密かにありました。勝者になりたければ予め、相手の策や情報戦、兵站問題の解決で動かないと「勝者」になれない。徹底的に叩き潰しておかないと、増援なりなんなり来られたら困るんですよね。DAのような戦力の逐次投入はせずに、全力投射が出来る体制や経験があるからこそ描写した…と言った方が正しいかな?

例として、22話の【November救出作戦】は3話の【回想録:第二次イエローケーキ戦争】を踏襲して伏線回収してます。【November救出作戦】で地形に関することをフレディが言っていましたが、実は【回想録:第二次イエローケーキ戦争】での戦いが遭ってからこそ得た知識や情報戦の1つなんですよねぇ。
ジョージが裏切るのは6話の【ジョージの過去】で哀しみの裏腹にすぐに葉巻を消したのは、日本治安当局に憎しみがある心理学的描写で、裏切る可能性がありました。結果的に12話【治療ーそしてウォールナットとの接触】で「コイツは裏切るゾ^~」という伏線を貼っておいたんですがねぇ…

作品に関しては流動性のあるストーリーなので、1章あたり120~360分映画を目安にして作ってますね。スターウォーズや007がそれにあたりますね。問題は「文字で描写」する事なんで、辛いことだらけですよ。一捻りするために絵を差し込もうと考えていますが、否決されそうですしお寿司…

まぁこんな感じで制作物を仕上げてますね。
本シリーズは収束するかどうか怪しいですね。流動性のあるストーリーなので最初に思い付いた初期案からかなり離れてますね。
こればかりは許容範囲内なんでボチボチ作っていこう思ってます。

今回もご協力ありがとうございました。


7-Yards Mozambique ID:KF9QnjPs  2023年06月11日(日) 23:49 (Good:1Bad:0) 17話 報告

 情報資料関連の確度再精査ってやっぱり大切ですよね...。世界規模でGWOTに突入して以来、その辺の特定手順を重要視する傾向が強くなってきてる気が(Drone Warrior等を読んでみると特に)。

返信:クマぴょん 2023年06月12日(月) 00:18

感想ありがとうございます。

IT界隈に携わっていると、如何に情報の精査能力が問われるんですよね。ましてや公にされていない治安組織で、しかも支部に直接(そういう描写が有ったのかは不明ですが?)依頼を頂くという点ではかなり怪しい。
アニメでは後半になってから段々と描写されたけど、今シリーズでは、「絶対ここは怪しいよなぁ~」って思いながら情報資料の再精査シーンを作っていましたね。


奥の手  2023年05月29日(月) 23:56 (Good:1Bad:0) 16話 報告

じっくり数日かけて読もうかと思っていましたが、「おもしれぇ!」と叫びながらあれよあれよとぽちぽち話数を進めていって気がつくと最新話……!
追いついちゃったぁぁ!!

ここまで読んだ感想を一言で表すなら「いろんな要素を摂取できて大変嬉しい」です。
喫茶リコリコに傭兵一味が来る場面までに感じたのが、洋画とかで見るような話の展開と雰囲気だなと。他の感想で言われていましたが『エクスペンタブルズ』とか、あと『ブラックホークダウン』とかの映画に雰囲気が似ているなと思いました。好きです(直球)
(17行省略されています)

返信:クマぴょん 2023年05月31日(水) 14:08

ご感想ありがとうございます。

傭兵らがクロスオーバーというか元ネタや史実人物があるんで、「いろんな要素詰め込んだ結果、万人受けしない作品」になってしまったという背景がございます。(映画のみならず)洋画だと「エクスペンダブルズ」や「ブラックホークダウン」もそうなんですけど、人生初の映像作品が「タイタニック」だったり、「007」や「ゴッドファーザー」、「プラトーン」・・・まぁ色んなジャンルで各年代ごとに100本程度の作品の影響を受けて落とし込んでます。

洋画的な台詞回しや展開は元舞台子役の影響だったりします。自分で演じてどういう言い回しをするのか?を、あらゆる所でやってますね。傭兵だけじゃなく、出てくる人物全員ですね。はたから見たら「何やってんだこいつ」みたいな感じで見られるのが難点ですが。
アニメや漫画に近い空気なのは、専門学校時代にアニメーション学科出身だったからで、誰も理解してくれずにずっと個人制作に打ち込んで居たからですね。非常勤講師の協力もあって完成させたのはいいけど、日本人生徒から批難浴びて多数決で非公開にされたんですよね。こっちはほぼ1人で制作したのに周りは20人単位での工数や制作しているのにも関わらずですが(失笑)。

ワイの作品って、あんまり起承転結って考えないでほぼ無意識で作ってますね。会話や話の流れが流動的に変化している中で、1本の映像作品に近い形でまとめたりします。
日本だと黒澤明監督や北野武監督、今敏監督、押井守監督、新海誠監督とかがそうですね。原作を読まなくても良いような形で作品を作ってたりしてます。
逆にアニメ作品なんかは原作知らないと解らん部分が多い傾向なんで、あんまりワイ自身が好き好んで見なかったりするんですよね。作品を知っている上で劇場版をやられてしまうと、見ている側は置いてきぼりになりやすく、元来映像としての意味を持って居ない、本末転倒になりかね易い作品になるんですよね。
ワイとしては日本人向けじゃない優しくない作品を目指して作ってますね。

「暇」で作っている作品とは言え、あらゆるジャンル・海外映像作品を糧に落とし込んでいるので、「キャラクターが可愛いからアニメを見る」という単純な理由では作品を見ないんですよね。「作品の本質」を捉えない限り、ワイは日本アニメはほぼ見ないかな・・・原作ありきで作っている作品なら、だったら原作を読めばいい訳で。ゲームもそうですよ。ゲームシステム(根本)を理解できないなら、面白いものは作れないのと一緒ですね。

最後に。
これでも簡略化した方だけど、長くなってしまった。本当に申し訳ない。
今回は同じハーメルン作家として、同様に読み手としてどういう目線で読んでいるのかを疑問に思ったので、協力して頂き、誠にありがとうございます。
参考したいところがあったら好きにとって、どうぞ。ただ、他ジャンルの作品を知らないと意味や言い回しが出来ないので、是非とも他作品も一緒に見てくれたら幸いです。吹き替え版よりも字幕版2回見た方が、かなり落とし込みやすいです。
落とし込みが難しいなら、実体験した方がいいです。ワイは作品+実体験があってのこの作品ですので・・・声帯手術してまで命懸けで戦った結果がこの作品とか重すぎるんだよなぁ(遠い目)。
ワイの疑問に付き合ってくれて本当にありがとうございます。


ww12 ID:fKsAjojw  2023年05月14日(日) 21:06 (Good:1Bad:0) 1話 報告

エクスペンダブルズみたいな連中とリコリスが戦う内容でいいのかな?

返信:クマぴょん 2023年05月15日(月) 01:44

「エクスペンダブルズ」言えて妙ですな。まぁ傭兵集団はそんな感じですかね。
ただ、依頼なのでリコリスと共闘になりますね。本編アニメに沿った時系列になっているので、オリジナル展開が多少入るもの、基本的にアニメ準拠。たまにエクスペンダブルズが茶々入れる感じですね。読んでいけば分かると思いますよ。


フォーリス  2022年10月10日(月) 16:50 (Good:1Bad:0) 1話 報告

経験豊富な大人の部隊相手は分が悪そう
リコリス達が今までと勝手の違う相手とどのようなやり取りや戦闘をするのか楽しみです!

返信:クマぴょん 2022年10月11日(火) 08:57

感想ありがとうございます。クマぴょんです。

>経験豊富な大人の部隊相手は分が悪そう
実は、今シリーズのイメージコンプセントは、

平和な日本(リコリス)に対して、混沌とした世界(傭兵)が対になってる

です。
このコンプセントは各方面の関係者から基づいた実話で、私自身から実際に体験した話も盛り込んでいますね。

傭兵と簡単に濁してますが、実際は超大国の軍隊と対等に張り合うレベルの実力者しか居ないものの、日本のDAやリコリスやリリベルに関してはほぼ情報が無い。
なのに、平気で依頼を受けるあたりは、もはやこの傭兵の様式美でしょうね。

イメージコンプセントは第2話のあとがきに書く所存ですね。

それでは次回まで、ごきげんよう。



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