少しだけ長い夜のこと
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オリジナルファンタジー/日常
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 今日は少しだけ長い夜、今年も終わりが迫っている。
 空を吹く風は冷たさを増し、緑を失い葉は落ちる。

 今夜も無邪気な声が響く、何度聞いたか分からない。
 何度聞いても楽しみな、おばけに化けた子供たち。

 今度も空は晴れている、一年ぶりの星空だ。
 いくつの家をまわるのだろう、沈んだ心も浮き上がる。

 一秒でも長く始めなければ、特別な夜は一瞬だから。
 湿った檻に別れを告げて、見飽きた世界を抜けだそう。
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