坂上清顕が、父・母・姉を殺されてしまった後から、河南士官学校に入学するまでの物語。

愛する家族を喪い、途方に暮れる清顕。
ミオ・セイラはじめセイラ家の面々は、以前と変わらず良き隣人として、清顕を励ましていく。総じて親切なセイラ家の面々だが、清顕に対する優しさの裏には、家族それぞれの思惑が見え隠れする。

まだ多島海が本格的な戦乱に入る前のひと時。それは最後の貴重な時間だったが、単に嵐の前の静けさであったのかもしれない。本格的な戦争の残酷さと世間のけがれを知らないまま、清顕、ミオが儚き青春の入り口に立つ。

その入口には、なんと、「あの彼女」の姿も…。

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