魔王の復活に備えるバルシャイン王国に灰色の髪の赤子が生まれた。しかも前世の記憶を保持して――
 その子は生まれながら才能に恵まれ。それゆえに神に妬まれてしまった、と噂された。
 出だしこそ不運であったが赤子は懸命に生き足掻き、成長を続けた。

 これもまた試練だ。

 己に言い聞かせるように不遇に嘆かず――意外にも現状を楽しんでいた。
 それから月日が経ち、十五歳となった彼女は学園生活を始める事となる。
 かつて『才禍の怪物』と評された存在は新たな人生に何を見い出すのか――

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