旧タイトル:虎杖くんに食べられたいから死にます

なんの因果か未来をみた(と思い込んでる)古戸行李くん(17)が私利私欲でとんでも犯罪計画を実行して、金で雇った孔時雨を共犯者にする話。
















【これは、一つの箱から始まった】

「これが、問題のハコですか」

 「不気味な不思議箱」の処分を依頼された高専所属の二級呪術師、古戸行李。
 年季の入った箱を開けた瞬間、1人の狂人が誕生した。

「虎杖倭助も虎杖悠仁も実在する。あの記憶(ミライ)は本物だった」

「自ら呪物に転じて、それをお気に入りの非術師(ガキ)に喰わせて受肉したいだなんてイカれてる」

「ねえ、悠仁。俺が君を世界で一番強くしてあげる。だから、俺を助けてね」

「……俺が、最初に行李くんを呪ったんだ」

「思ったよりうまく事が進まなくて。なので、直接あなたの体を奪いにきました」

「古戸行李から始まる一連の事件の裏側には黒(・)幕(・)が存在する」

 開かれた箱の中身は狂気か、愛か、それとも禁忌か。
 
「お前の望みはなんだ?」
「俺の、望みは……」


 これは、「□□が世界を壊すまで」のお話。