類稀な、どころか1人で世界を相手取れる規格外の力を有した少年には夢があった。

世界征服? 否。ハーレム? 否。はたまた勇者か英雄か? 否!

世界でも指折りの強者たちが全てを投げうち決死の覚悟で挑んでも尚、かすり傷一つ受け付けない少年が目指すたった一つの夢。
それは、只管の怠惰! 何一つとして不自由なく、誰にも邪魔されず、悠々自適に過ごす努力とは無縁の生活!

努力は嫌いだ。だが金の為なら汗を流そう。
戦いは嫌いだ。だが怠惰の為なら刃を振るおう。
人付き合いは嫌いだ。だが利となるなら嘘を吐こう。
殺しは嫌いだ。だが夢を邪魔するなら血くらい被ろう。

これは、どこまでも自分中心で身勝手な少年が勘違いされ、持ち上げられ、神格化されても尚、その先にある究極の怠惰を手に入れるまでの物語である。
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