ある日、地球に一頭の龍が現れた。
誰もが地球は終わったと思った
龍は数多の全能も多重世界も容易く喰らい尽くした化け物だったからだ
龍の帝王、機構のごとく狡猾にして、あきらめることを知らず、そのケダモノの飢餓と暴食においては、千年の時も一瞬にすぎない
しかし龍は宣言する。今の自分は捕食に興味はない、と。
必要なのはただ一つ、たった一人の人間の幸福だけだ、
そして一人を永遠に幸福にするには、その人を傷つける不安も不運も暴力も貧困も病も孤独も、世界から根本的に取り除くしかない。
だから龍は手始めにダンジョンを乱立させた。
その日を境に世界は龍に振り回される。
国家は主権を失い、権力者は無力化され、旧来の秩序は次々と崩壊する。
だがその崩壊のあとに訪れたのは、誰も飢えず、誰も見捨てられず、理不尽に泣かされることもない、人類史上初の本当の楽園だった。
これは、一頭の最強の合理的な龍が、ただ一人の幸福のために世界そのものを書き換えた結果、ついでに地球が救われてしまった後の時代に、内閣がまとめた記録である。
感想お気に入り登録をいただくたびに本当に感謝しています。
当分読者様の反応を見て話をカットしたり改変したりしますがご了承いただけると嬉しいです。
3/13
序盤で改善できそうなところが多かったので改変しました。改変前をみていただきありがとうございます。前回と違うのは①まだ日米がそこまで仲良くない。②核兵器消失部分のカット。です。8話あたりでダンジョン立てるので、そこら辺から再び読み直していただければ嬉しいです。ご迷惑おかけして申し訳ありません
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