[一部完結]戦闘不能のD級覚醒者、ダンジョンで198円のバジルを育てる 〜能力は「土いじり」だけ。10センチの土壁で推し(苗)を守る配信が、疲れた世界をそっと癒やしていく〜
オリジナル:現代/冒険・バトル
タグ:配信 現代ダンジョン 動画 成り上がり 掲示板/コメント ほのぼの
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スライム一匹倒せず、適性テストでは「農業に向いてる」と目を逸らされた。攻撃スキルがもてはやされる配信界隈では完全に“ハズレ”扱いで、手元に残ったのは事務職の給料と月額三千円の手当てだけ。
そんなハルが諦め半分で始めたのは、ダンジョンのセーフエリアで「庭を作る配信」だった。舞台は六畳の空き地。軍資金は百九十八円のバジル一株。視聴者はわずか八人。最弱モンスターから苗を守る武器は、頼りない十センチの土壁のみ。
「新芽、出てる」「今日も生きてる」「この配信だけ、空気がやさしい」。バジルが一枚ずつ葉を増やすたび、画面の向こうに小さな「いいね」が灯っていく。やがてその平穏は、過酷なレイド戦に疲れた上位ランカーや、世界の異常を察知した研究者たちをも引き寄せ始めて——。
戦えないD級覚醒者と198円のバジルが、世界中の疲れた魂を救う“最強の避難所”になっていく。
——すべての庭は、一株から始まる。
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| プロローグ:境界線の静寂 | |
| 第1話 D級の10センチ土壁 | |
| 第2話 198円のバジルと2,000再生配信 | |
| 第3話 侵略者ミン三郎と地下の壁 | |
| 第4話 テキサスからの15万円の庭投資 | |
| 第5話 拡張された0.5平方メートルのセーフエリア | |
| 第6話 火曜日の来訪者 管理局上級分析官の視線 | |
| 第7話 常連席732円 帝国の玉座と一通の手紙 | |
| 第8話 初見さんいらっしゃい 100万再生と韓国からの警告 | |
| 第9話 庭の記憶 落ち着く場所、震える手のひら | |
| 第10話 祖母の庭 世界初の赤い実 |