此れは、ひとつの魂の始まりの記録となる。

第十六使徒・アルミサエルの襲来に際する零号機の自爆行為により、ひとりのパイロットを損失した特務機関NERV。

次代の綾波レイへの魂の移管が進められる中、本来は空であるはずの容れ物・DPR:Ψ(ダミーアール・プサイ)番に、自発的な生体反応が確認される。

ただひとり、目醒める彼女――Κυμηδέν(キュミデン)は、其の思考の発露の只中で、激しい世界の奔流に巻き込まれ、遥かの世へと辿り着き…。

系譜の垣根を越して辿り着く景色を、彼女は目撃する。



※本作は、幾何学的再構成による小説群「ギリシア文字シリーズ」の系譜に連なる、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズを題材にした二次創作作品になります。

※今作は、プロローグ以後より「ζ」と同一の世界観・概念体系(コスモロジー)を共有する作品になりますので、ご留意ください。単体でもお読みいただけます。


前作『ζ(Zeta)』はこちらから↓
https://syosetu.org/novel/406822/