地獄の女神、ヘカーティア・ラピスラズリ。
地球、月、異界にそれぞれ身体を持ち、その実力は神々の中でも規格外。
そんな彼女の趣味は、異界を巡る気ままな観光だった。
しかしある日、異界の狭間でうっかり足を踏み外し、見知らぬ世界へと落下してしまう。
そこは忍と呼ばれる者達が暮らす世界。
しかも、降り立った場所は九尾の襲撃によって壊滅寸前の木ノ葉隠れの里だった。

「え、なんで私目掛けて撃ってくるの?」

飛んできた尾獣玉を片手で弾き、暴れる九尾を軽く蹴り飛ばす。
本人にとっては些細な出来事でも、忍界にとっては前代未聞の大事件。
異界の神として極力干渉を避け、普通の観光客として過ごすつもりだった彼女だが、その規格外の力と自由奔放な性格は、否応なく忍達の運命に関わっていく。
これは、忍術もチャクラも使わない地獄の女神が、忍界を気ままに旅する物語。

「せっかく来たんだもの。楽しまなくちゃ損よねん!」