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2016年5月18日更新:新表紙絵
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 父に捨てられて以後、生活は苦しくとも母である邑子の愛を一身に受け育ってきた片倉隼には夢があった。それは、母親の大好きな野球の世界で一番を目指すことだ。
 部活に入るお金など持ち合わせておらず、野球一式もまともに買えない状況ではあったが、それでも隼は確実に成長していた。
 だが、隼が最強のプロ野球選手を目指すその裏側で、邑子の身に異変が起こり始める。突如入院する事になってしまった母の容態に戸惑う隼。そこで医師から下された宣告に彼は戸惑ってしまう。
 余命三年、膵臓ガン。今まで無理をし続け悪化してしまったガンを、治すのは困難だという事であった。
 隼は頭を抱えてしまう、自らがプロ野球選手となり活躍するその前に、母は亡くなっているかも知れないのだ。
 それでも尚、気丈に振舞っている邑子。そんな母、邑子の姿を見て、この時、中学三年生であった隼は決意する。
 甲子園優勝を目指すと――。
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