Life Will Change -Let butterflies spread until the dawn-
作者:白鷺 葵

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未確認蛇行物体  2023年05月29日(月) 21:56 (Good:1Bad:0) 55話 報告

動機から目を逸らす事を突き詰めた結果の一つが近衛社長が目指していた改心のシステム化ですね。
あのクズ父親を見てきたせいで犯罪者の気持ちなんか知りたくないってなったのでしょう。

「お前らは黙って俺に救われor倒されてろ」って自分以外を見下すのはアメコミとかでよくある堕落したヒーローの典型、人間一人一人を見ていないわけで。
ヒーローが傲慢に堕ちない為に必要な自戒の一つとして罪を犯した動機と向き合う事が必要という事ですね。

そういう意味では罪を犯した動機はある意味社会の"影"なのかも。

返信:白鷺 葵 2023年05月29日(月) 23:24

未確認蛇行物体さま、いつも感想ありがとうございます。嬉しいです。

<<動機から目を逸らす事を突き詰めた結果の一つが近衛社長が目指していた改心のシステム化ですね。
<<あのクズ父親を見てきたせいで犯罪者の気持ちなんか知りたくないってなったのでしょう。
<<「お前らは黙って俺に救われor倒されてろ」って自分以外を見下すのはアメコミとかでよくある堕落したヒーローの典型、人間一人一人を見ていないわけで。
<<ヒーローが傲慢に堕ちない為に必要な自戒の一つとして罪を犯した動機と向き合う事が必要という事ですね
『お前ら(略)』という文面を見て、何故か統制神と取引EDを迎えた主人公の姿が頭に浮かびました。あのEDを迎えた世界線も、ある意味では“主人公が堕落した”ことになりますよね。
世間は怪盗団一色に染まっていて、誰もが怪盗団の改心を肯定しているため、ジョーカーの堕落に気づいていない/気づける存在がいても、統制神の力が強いせいで手出しができないから目立たないだけで。
原作P5(R含む)勢は「自分達を陥れようとした悪党を倒し、危機を乗り越える」ことに重きを置いていました。その結果、奥村編~獅童編までの出来事に発展し、統制神に取引を持ち掛けられたところでED分岐を迎えることに繋がったのだと思います。
統制神の取引に応じたのは大衆への失望や憎悪から「お前等は黙って俺に救われてor倒されてろ」という傲慢へ繋がった結果で、奴の取引を反故にしたのは中盤~終盤にかけての出来事を自戒にした結果なのだと感じました。

その理屈で行くと、『丸喜が掲げた正義や善意も、結局は「キミ達は黙って僕に救われて、僕の定義した幸せを享受する存在になれ」という無自覚な傲慢によるものだった』という解釈が成り立つ……!?

あと、今回の話はP3P、及び荒垣先輩と天田くんの関係性――加害者と被害者遺族のアレコレがここで作用したような形となっています。P5Sに繋げるネタとして10月3日の地獄絵図をチョイスしました。実は、個人的な趣味(荒垣×P3P女主人公)要素を詰め込みたいという意図が強めだったのはここだけの話。
あちらも天田くんが「荒垣先輩の事情なんて知らない。母を死なせた彼こそが悪だ」と復讐に邁進し、荒垣先輩も「自分は加害者だから罪を償うのは当然。黙って罰を受けよう」と覚悟をキメて沈黙した結果、巡り巡ってああいった結末になったのだと思いました。


では、長々と失礼しました。これからも、この作品をよろしくお願いします。


未確認蛇行物体  2023年05月24日(水) 21:23 (Good:0Bad:0) 54話 報告

加筆された部分は主にP5Sに繋がる部分ですね。
ヒーローへの憧れはあっても悪を罰する事ばかりに意識が行きすぎて救いたい具体的な誰かを持てなかったのが近衛社長だったんやなって...。

しかし近衛社長の方が奥村社長よりも遙かにホワイト経営者だったのは何の皮肉か。
逮捕されたときの描写を見る限り部下達に慕われていて休日には一緒にシュラスコを楽しんでいたらしいですし。

返信:白鷺 葵 2023年05月24日(水) 22:25

未確認蛇行物体さま、いつも感想ありがとうございます。嬉しいです。

<<加筆された部分は主にP5Sに繋がる部分ですね。
<<ヒーローへの憧れはあっても悪を罰する事ばかりに意識が行きすぎて救いたい具体的な誰かを持てなかったのが近衛社長だったんやなって...。
加筆修正された部分の多くは、宝条千秋周辺の掘り下げと補強+奥村パレスのヤバさの補強+パレス攻略をきっかけに自分達の過去へ思いを馳せる怪盗団の面々が中心です。
ヒーローへの憧れに関してはリメイク前とは変わっていません。ただ、P5Sに登場する王・近衛社長の過去や掲げる正義と非常にリンクしているんですよね。
そう考えると、原作のあのセリフは意味深度が上がります。S発売前は「明智吾郎にぶっ刺さりそうなワード!!」としか考えていなくて……(遠い目)
いずれ執筆予定のP5S編にも、正義のヒーローネタを絡められたらいいなぁ。

<<しかし近衛社長の方が奥村社長よりも遙かにホワイト経営者だったのは何の皮肉か。
<<逮捕されたときの描写を見る限り部下達に慕われていて休日には一緒にシュラスコを楽しんでいたらしいですし。
どちらの社長も“父親のことを反面教師にした結果、行き過ぎてしまった”、“幼少期の出来事やトラウマ等の体験から心が歪み、【パレス】や【ジェイル】が形成されてしまった”タイプなんですよね。
奥村社長は父親の人情経営によって自分達が取り立て屋に突撃され続け、近衛社長は母を殺されたことへの義憤に駆られて虐待してきた父親を殺害してしまっている。
お人好しの極みを行った父親の割を食わされたため、「自分はああはなるまい」と情を捨てた奥村社長。結果、彼は「成功者でいたい」という欲望を肥大化させて【パレス】を生み出した。
身勝手な父親によって心身を傷つけられただけでなく、最愛の母親の命まで奪われたことから「ああいう奴等を許してはおけない」と奮い立った近衛社長。彼が掲げた正義は歪み、【ジェイル】を生み出した。

悪い方での反面教師――自分が苦しむことになった原因である人情を否定した結果――が奥村社長による会社のブラック起業化、良い意味での反面教師――幼少期の自分や最愛の母のような弱者を痛めつけ、理不尽を強いる存在を否定した結果――が近衛社長による正義の執行だったのでしょう。
未確認蛇行物体さまは近衛社長を「悪を罰することばかりに意識が行き過ぎたため、自分が救いたい――或いは救うべき相手を持てなかった人物(要約)」と例えたように、奥村社長は「自分が辛い生活を送る羽目になった原因(=人情)に憎悪を抱いた結果、それを排することで、嘗ての自分やこれからの生活を守ろうとした人物」だったのかもしれませんね。

では、長々と失礼しました。これからも、この作品をよろしくお願いします。


未確認蛇行物体  2023年05月12日(金) 17:09 (Good:0Bad:0) 53話 報告

原作主人公が明智君とcoop築けたのは実はモルガナの影響が大きいのではないかと思いました。
「憧れの存在に振り向いて欲しくて人並み以上に努力する」「常に有能でありたい」「自分の理想像と実際の自分の姿のギャップに苦しんでいる」等が共通していることで、主人公は直感的に所見で明智君との付き合い方を理解できたのかも。

返信:白鷺 葵 2023年05月12日(金) 22:24

未確認蛇行物体さま、いつも感想ありがとうございます。嬉しいです。

<<原作主人公が明智君とcoop築けたのは実はモルガナの影響が大きいのではないかと思いました。
<<「憧れの存在に振り向いて欲しくて人並み以上に努力する」「常に有能でありたい」「自分の理想像と実際の自分の姿のギャップに苦しんでいる」等が共通していることで、主人公は直感的に所見で明智君との付き合い方を理解できたのかも。
人間関係の築き方って、良くも悪くも経験則がモノをいう部分がありますからね。嘗て交流したことがある相手と類似点があれば、それをベースに振る舞い方を考えることができます。
良い経験があれば積極的に近寄っていけますし、悪い経験があった場合はそれ相応の距離の取り方や対策を立てればいい。そこから経験則との相違点を見つけ出し、適宜距離を変えていけばいいワケで。

モルガナと明智の類似点は未確認蛇行物体さまが挙げた通り、「憧れの存在に振り向いてほしくて人並み以上に努力する」、「常に有能でありたい」、「自分の理想像と実際の自分の姿のギャップに苦しんでいること」が挙げられますね。
モルガナは杏に恋愛感情を抱いているし、明智は(当初)獅童に対して憧憬と憎悪を拗らせた執着を抱いている。双方共に「相手に振り向いてほしい」と願い、努力を重ねてきた。モルガナは努力が空回りしがちだから分かりにくいですが、明智の場合は言わずもがなです。
前半では「異世界絡みの知識を有している」、「アナライズとナビの兼任」というアドバンテージを有して怪盗団を引っ張って来たモルガナが、中盤で自身の上位互換である真と双葉の加入で思い悩むのも「理想の自分との乖離」や「有能じゃなくなってしまった」ことへの焦りだったのかも。
明智のコープや本編での台詞から逆算すると、彼の境遇に近い『主人公以外の』5シリーズの登場人物はモルガナになるということに気づきました。次点で、母子家庭という共通点を持つ双葉と織田少年。前者は母を亡くし、後者は(母親の心が病んでいて)平穏とは程遠いという意味で。
本音を上手く隠し切れていたと自負していたし、周囲も明智の抱えている一物に気づかなかった。そんな環境で、自身の抱える物を見透かして、対等に向かい合ってくれる相手が現れたら――境遇も似てるし、それでも燻らずにいる主人公の姿に、明智が憧憬と憎悪を抱くのは必然だったのでしょう。

では、長々と失礼しました。これからも、この作品をよろしくお願いします。


未確認蛇行物体  2023年05月06日(土) 12:13 (Good:1Bad:0) 50話 報告

P5Sを先取りした怪盗団(と言うか明智君)
標的である校長を改心させる事は代わらないにしろ、校長が何故罪を犯したかを多少意識し始めているようですね。
標的を改心させて終わりでは都合の悪い事を見ないふりをする聖杯支配下の大衆と大差無いわけで...

-追記-

標的が罪を犯した理由から目を背け続けた結果がP5本編における聖杯との取引ENDと言えるのかも知れません。
「お前の都合など知らない。黙って俺の手柄になれ。」と、
怪盗団を始めた理由すら都合の良いように改変してそうだから
自分からも他人からも目を背け全ての繋がりを断ち切っていますね...。

返信:白鷺 葵 2023年05月06日(土) 22:51

未確認蛇行物体さま、お久しぶりです。いつも感想ありがとうございます。

<<P5Sを先取りした怪盗団(と言うか明智君)
<<標的である校長を改心させる事は代わらないにしろ、校長が何故罪を犯したかを多少意識し始めているようですね。
校長の【改心】関係はリメイク前とは殆ど変わっていないのですが、未確認蛇行物体さまからこの感想が寄せられたことに少々驚いております。
とても参考になるコメントだったので、後で最新話の校長関連をちょっとばかし加筆しました。P5Sの先取り色が強くなればいいのですが、効果はあるのかな……。
ついでに、今後の更新で加筆していく場面の方針のヒントを得ることが出来ました。本当にありがとうございます。P5Sに繋がるフラグになりそうなので、頑張っていく所存。

<<標的を改心させて終わりでは都合の悪い事を見ないふりをする聖杯支配下の大衆と大差無いわけで...
P5本編の経験を得た上で始まったからこそ、P5Sの【怪盗団】は「【王】が何故罪を犯したのか」、「犯した罪の償い方」に向き合おうと考えられる下地や精神的余裕を持てたのだと思います。
そういう意味ではP5R3学期経由でもP5Sに繋がりそうな気はするのですが、書き手的に「Sは無印の続編であり、RからSには繋がらない」という認知と解釈が強すぎて頭を抱えてしまうこともしばしば。
他の人が書いたR⇒Sの小説や漫画は普通に読めるし、「こういう解釈で地続きになっているのか。アリだな!」ってすんなり受け入れられるのに、どうして自分が創作しようとするとこうなるのか……。
あと、個人的に「見ないふりが出来なかった結果、罪を重ね続けては償いと贖いに奔走する(尚、実際償いや贖いができるとは言っていない)」タイプなのが魔改造明智の保護者で、その末路が某3人組の最年長だと思っております。

では、失礼しました。これからも、この作品のことをよろしくお願いします。


【追記】
<<標的が罪を犯した理由から目を背け続けた結果がP5本編における聖杯との取引ENDと言えるのかも知れません。
<<「お前の都合など知らない。黙って俺の手柄になれ。」と、
<<怪盗団を始めた理由すら都合の良いように改変してそうだから
<<自分からも他人からも目を背け全ての繋がりを断ち切っていますね...。
『標的が罪を犯した理由から目を逸らし続けた』結果がP5本編の聖杯取引ENDなら、『後悔や未練だけを目と心に留め続けた』結果がP5R3学期の残留ENDだったように思いました。
ベクトルは違えど、残留ENDも「友好関係を築くに至った経緯に、(丸喜の介入で)“都合の良い改変”が施されていそう」なので、元の世界で築き上げた繋がりを捨ててるんですよね……。
残留END選択時に明智との絆が壊れるのは、主人公と明智にとっての正義コープMAXまでの奇跡が様々な意味で“特別な物(かけがえのない記憶=痛みを伴う過去)”という象徴だったのかなぁ。
正義コープが壊れたのは、「明智が主人公に対して失望したから」だけでなく、「主人公が明智の死(可能性:濃厚)ごと、明智と積み重ねてきた日々から目を背けたことを痛感したから」かもしれませんね。

ふと思ったのですが、明智視点だと「唯一無二の特別な相手が、“今ここにいる明智吾郎の意志”から目を背け、丸喜が作った“明智吾郎のまやかし”を選んだ」という解釈が成り立つ可能性があるんですよね。
その結果、ある意味では「主人公(まで)も(が、)大衆や獅童と同じように“自分にとって都合のいい存在”としての明智吾郎を欲した」という解釈も連鎖的に成立してしまうワケで……。
過去の経験則(主に獅童が原因)から、「主人公はもう(二度と)、明智吾郎を見てはくれないのだ」と悟ってしまった。「自分を真っ直ぐ見返してくれた好敵手は、もう何処にもいない」ことを痛感したのではないかなと思った次第です。……取り留めのない上に拙い長話になりました。申し訳ない。


では、長々と失礼しました。これからも、この作品をよろしくお願いします。


未確認蛇行物体  2022年11月15日(火) 10:28 (Good:1Bad:0) 49話 報告

明智君及び”誰か”みたいなタイプは嘘偽りの姿を被りつつ自分や周囲の人間の感情に没頭し、
そんな自分に自己嫌悪しつつもありのままの自分を受け入れてくれる誰かを探していると聞いた事があります。

その葛藤から解放される為には渦巻く自他の感情に没頭したり目を背ける事ではなく、自他の感情を客観的に観察し整理する事が必要なのだとか。
今まで"誰か"にはその手助けをしてくれる人が居なかったんやなって。

返信:白鷺 葵 2022年11月15日(火) 15:54

未確認蛇行物体さま、いつも感想ありがとうございます。嬉しいです。

<<明智君及び”誰か”みたいなタイプは嘘偽りの姿を被りつつ自分や周囲の人間の感情に没頭し、
<<そんな自分に自己嫌悪しつつもありのままの自分を受け入れてくれる誰かを探していると聞いた事があります。
<<その葛藤から解放される為には渦巻く自他の感情に没頭したり目を背ける事ではなく、自他の感情を客観的に観察し整理する事が必要なのだとか。
<<今まで"誰か"にはその手助けをしてくれる人が居なかったんやなって。
『どこか』の2/3(丸喜との最終決戦)時点で、“誰か”にとって『自他の感情を客観的に観察し整理する手助けをしてくれる相手』に成り得そうなのは、“ジョーカー”一択だと思われます。
しかし、“彼女”もまた渦中のど真ん中にいる&『ありのままの“誰か”を受け入れる』側に比重が偏っているため、そっち方面は手薄のままだったのでしょうね。
“彼女”が本格的に『自他の感情を客観的に観察し整理する手助けをしてくれる相手』になるのは、帰還END+“誰か”が生存しており、“彼女”と再会した場合の世界線でしょう。
その頃には“彼女”だけではなく、“彼”の方にも心身共に余裕が出来ている状態なので、2人でゆっくり向き合うことが出来たと思われます。――いや、“彼女”ならやり遂げることでしょう。

……現時点の“彼”にとっては、その話すらもIFでしかありませんが。

R軸本編中の“彼女”では手薄だった部分を補うようなスタンスに立つ魔改造明智+“誰か”の協力者(?)一同。“彼”とのやり取り共々、生暖かく見守って頂ければ幸いです。

では、失礼しました。これからも、この作品のことをよろしくお願いします。


相川メイサ  2022年11月10日(木) 12:44 (Good:1Bad:0) 48話 報告

>克哉さんと冴さんがビシガシグッグと拳や手を突き合わせ、親指を立てて笑い合う図が脳裏に浮かんで離れない。

その状況見てみたい…(゚∀゚*)(*゚∀゚)wktk

返信:白鷺 葵 2022年11月10日(木) 14:21

相川メイサさま、初めまして。感想ありがとうございます。嬉しいです。

<<>克哉さんと冴さんがビシガシグッグと拳や手を突き合わせ、親指を立てて笑い合う図が脳裏に浮かんで離れない。
<<その状況見てみたい…(゚∀゚*)(*゚∀゚)wktk
弟の達哉が大好きな克哉さんと、妹の真が大好きな冴さん。下のきょうだいを愛する者同士、仲良くなれそうな気がします。双方共にアルコールを嗜める年齢のため、飲み会形式にしたら面白いことになりそうですね。
克哉さんは某交渉で酒癖があまりよろしくなさそう(絡み酒+泣き上戸の疑い)な片鱗がありましたが、冴さんはどうなんでしょう。書き手の認知だと絡み酒+実力行使な予感がしますが、果たして……?
アルコールの有無で面白さの方向性が大きく変わりそうな気配がします。折角だからそこへ他の罰メンバー・社会人組も放り込んでみましょう。きっともっと楽しくなりますね!

尚、拙作の世界線では、嵯峨薫検事が新島家と絡みがある模様。
……そういえば、誰かが捨てた名前も嵯峨薫でしたね。


では、失礼しました。これからも、この作品のことをよろしくお願いします。


未確認蛇行物体  2022年11月07日(月) 12:08 (Good:1Bad:0) 48話 報告

取り合えず"誰か"とのCoop成立成功ですね。
成功しなかったら自分だけが『曲解を破壊した』という曲解に囚われて誰もそれに気が付かないという本編より後味悪いENDになりそうで...

返信:白鷺 葵 2022年11月08日(火) 05:59

未確認蛇行物体さま、お久しぶりです。いつも感想ありがとうございます。

<<取り合えず"誰か"とのCoop成立成功ですね。
リメイク前以上に紆余曲折ありましたが、そちらより前倒しで“彼”――“原作R軸・丸喜敗北⇒残留ENDが確定した瞬間の明智”とのコープが成立した魔改造明智。尚、前途は多難だし世の中はクソな模様。
立ち止まる度に誰かに背中を押されて前へ進んできた魔改造明智と、自分1人で即断即決することでクソみたいな現実と渡り合ってきた“彼”は、果たして自分の目的を達成することが出来るのか。
双葉パレス編も終了間近、原作軸では戦いも中盤戦へと突入・物語も大きく動き始める頃です。魔改造明智と愉快な怪盗団、及び愉快な共犯者による世直しの行方を見守って頂ければ幸いです。

<<成功しなかったら自分だけが『曲解を破壊した』という曲解に囚われて誰もそれに気が付かないという本編より後味悪いENDになりそうで...
それを文章化した場合、それぞれにかけられた曲解の認知と、“理想の現実”への反映はこんな感じでしょうか?
“彼”:“理想の現実”に自分が存在していることはあり得ない⇒“彼”の存在諸共自我消滅⇒“理想の現実”では“彼”がいないor“理想の現実”に同姓同名で同じ外見の存在がいても、それは“彼”のガワを被ったナニカである。
“あの子”:“理想の現実”には『“彼”と共に生きたかった』という願いが反映されている⇒“彼”なしでは“理想の現実”に成り得ないため、“彼女”は幸せになれない⇒丸喜の介入によって“彼”との記憶をなくすor“彼”のガワだけ被ったナニカを“彼”と認識して接するようになる。
喋る猫:“あの子”と“彼”の事情を知っている⇒丸喜の介入によってそのあたりの記憶を適宜改竄される⇒“理想の現実”に“彼”がいないことor“彼”のガワを被ったナニカの存在に気づかない。
他の仲間達:“彼”と“彼女”の事情を知らないし、自分達の望む幸福に『“彼”の存在の有無』が関連する要素が低い⇒“理想の現実”に“彼”がいないことor“彼”のガワを被ったナニカの存在に気づかない。
この場合、丸喜に敗北⇒残留ENDの内容が『“見た目は”本編通りの残留END』、もしくは『流れは本編残留ENDと同じだが、“彼”だけが影も形もないし、“彼女”含めて誰もそれに気づかぬまま幸福を享受している』感じになりそうですね。

では、長々と失礼しました。これからも、この作品をよろしくお願いします。


未確認蛇行物体  2022年10月30日(日) 16:49 (Good:0Bad:0) 31話 報告

丸喜先生と"誰か"は似た者同士だったと?どっちも覚悟キメる為に色々な物から目を背けていますが...
"誰か"が丸喜先生が嫌いな理由に同族嫌悪が後付けされたわけですね。

返信:白鷺 葵 2022年10月30日(日) 19:19

未確認蛇行物体さま、いつも感想ありがとうございます。嬉しいです。

<<丸喜先生と"誰か"は似た者同士だったと?どっちも覚悟キメる為に色々な物から目を背けていますが...
<<"誰か"が丸喜先生が嫌いな理由に同族嫌悪が後付けされたわけですね。
視点や思想は違えど、覚悟をキメるために様々な物から目を逸らしている“誰か”と丸喜先生。別の感想の時点から、双方共に『同族嫌悪を拗らせている』とは感じていました。ただ、色々と正反対ですよね。この2人。
“誰か”は丸喜先生に対して一貫して『第3者の考えた理想の幸福を強要してくる(=自分から自由や幸福を奪う)存在が気に喰わない』と、素直に嫌悪の感情を示しています。本編見る限り先生の正義が地雷であることは明らか。
丸喜先生側から向けられる“誰か”への感情もまた、一貫して『救われるべき憐れな人間』認定です。しかし、丸喜先生が覚醒した経緯からして、『丸喜拓人に「救われる」つもりのない(=「救わせて」くれない)』“誰か”の存在自体が特大の地雷になっている感がありました。
原作における前者は完全に自覚在りでやっていますが、後者は無自覚且つ善意で動いていると感じました。拙作に当てはめた場合、1番目:不明・2番目:(白い鴉に焼き焦がされるまで)無自覚・3番目:自覚直後の出来事で覚悟ガンギマリになっている模様。
ベクトル違いですが、“誰か”の考え方/スタンスに一番近いのは3番目の丸喜先生だと思われます。この組み合わせならワンチャン仲良くなれそう――……いや、それでも掲げた正義が『原作のまま』だから無理か。

尚、最新話のあとがきにおける「男2人」の組み合わせは“誰か”と丸喜先生ではありません。ほら、丸喜陣営にはもう1人、方向性の違う覚悟をキメた≪カミサマ≫がいますでしょう?

では、長々と失礼しました。これからも、この作品をよろしくお願いします。


未確認蛇行物体  2022年10月16日(日) 18:24 (Good:3Bad:0) 46話 報告

なるほど、"誰か"が運命を切り開く鍵の一つは『認める』事であったと。
以前は嫌悪するだけだった魔改造明智のあり方を『認め』
丸喜先生が産み出した曲解の世界についても自分がそれを望んだら事を『認めた』と
P4における影であり現実を『認めなかった』丸喜先生との対比ですね。

(6行省略されています)

返信:白鷺 葵 2022年10月16日(日) 20:17

未確認蛇行物体さま、お久しぶりです。
いつも感想ありがとうございます。嬉しいです。

<<なるほど、"誰か"が運命を切り開く鍵の一つは『認める』事であったと。
<<以前は嫌悪するだけだった魔改造明智のあり方を『認め』
<<丸喜先生が産み出した曲解の世界についても自分がそれを望んだら事を『認めた』と
書き手側としては『向き合う』をチョイスして書いていたのですが、未確認蛇行物体さまのコメントで、『向き合う』は『認める』と置き換えることができると気づきました。

“誰か”から見れば魔改造明智の境遇は、充分過ぎる程恵まれているんですよね。
未来のジョーカーになる少女とは早いうちに邂逅できたし、面倒を見てくれる兄貴分もいるし、頼れる先輩/大人に囲まれている。
助けを求めれば必ず誰かが手を差し伸べてくれて、傍に寄り添ってくれて、一緒に悩んでくれて、背中を押してくれて、己を顧みず身を挺して庇ってくれる。
そんな大人達を間近で見つめてきたからこそ、「自分もあんな大人になりたい」という正しい指針を得て、そこから外れることなく進むことができるんです。
“誰か”にとっての“あの子”は『愛憎入り混じった強い執着を抱く存在』だったならば、魔改造明智の人生や在り方は『自分の負の面を強く認識させる忌避・嫌悪対象』まっしぐらでしょう。
尚、魔改造明智は事あるごとに「尊敬する大人達でさえどうにもできない地獄絵図」を突きつけられて脳を焼かれるため、“誰か”も巻き添えを喰らって変化せざるを得なかった模様。

一緒に歴代シリーズ行脚を成し遂げたからこそ、運命共同体としての意識から魔改造明智と『向き合う』=魔改造明智を『認める』に至ったのでしょう。
最も、“誰か”は他にも様々なことから『目を背けている』、もしくは『切り捨てている』節があるため、まだまだ課題はありそうです。


<<P4における影であり現実を『認めなかった』丸喜先生との対比ですね。
丸喜先生は『認めなかった』だけでなく“「自分が幸せになりたい」という本音”から『目を背けている』という印象もありました。
特に、残留EDのラストシーンで『どうして彼の隣に恋人がいないのか』という部分が引っ掛かります。誰もが幸せになれる世界なら、どうして彼は自分が幸せになることを『選ばなかった』のか……。
拙作では『選ばなかった』ではなく『選べなかった』と仮定し、「丸喜先生自身の願いは【曲解】の範囲外だった」という解釈を下地にして展開しています。
……そういえば、この作品に登場している丸喜拓人は魔改造明智の世界線にいる丸喜さん(結婚済み)、“誰か”の世界にいる丸喜(恋人は死別)の2人の他に、“もう1人”いるんですよね……。

では、長々と失礼しました。これからも、この作品をよろしくお願いします。



【追記】

<<そう言えばP5R本編において、
<<怪盗団の他のメンバーは丸喜先生の主張も認めていましたが"誰か"は最後まで認めていませんでしたね。
<<今回明らかになった背景を要約するとこうなるわけですか。
<<ニャルフィレ「丸喜先生の主張ときちんと向き合った上で否定できたら君は真の超人になれるかも。って事で体験させてあげるね!あ、目を逸らすって選択肢は無いから。」
P5R本編では徹頭徹尾丸喜否定派だった某氏。ですが、“誰か”は帰還ルート選択⇒怪盗団敗北を経由した残留END確定の瞬間を目の当たりにしてしまいます。
このまま何もなければ、“誰か”はそのまま残留END⇒「丸喜が理想とする“幸せな人生を享受する存在”に成り果ててしまい、関連する自我や記憶の一切合切が消滅する」はずでした。
≪■■■■≫と、彼の部下的存在(???)であるマクスウェルとシュレーディンガーと遭遇した結果、“誰か”は3人と契約・観測者になったのが『ゴローのなつやすみ』地点までのお話。

最新話の小噺で湧いて出てきた厄ネタその1は、未確認蛇行物体さまがリメイク前の感想で零した発言からすべてが始まりました。本当にありがとうございます。
『マクスウェルとシュレーディンガー、及び≪■■■■≫の正体を察している』、或いは『リメイク前作品に目を通している』場合、“些細なこと”の地雷っぷりがよく分かる内容を目指しました。
……ニャルフィレは罪罰で「並行世界同士(=罪世界と罰世界)の出来事を把握している」ような描写があったので、マクスウェルの源流に対し、何かちょっかい出してもおかしくないんですよね……。
実際、魔改造明智と“誰か”の関係性は“ターニングポイントで分岐した存在”ですし。それで在り方に大きな差異が発生するなら、玩具として目を付ける可能性も否定できませんね。これだから普遍的無意識は(風評被害)

では、長々と失礼しました。これからも、この作品をよろしくお願いします。


零通  2022年10月10日(月) 19:12 (Good:1Bad:0) 46話 報告

残留エンドで丸喜の隣に『彼女』がいなかった理由ですが皮肉なことに丸喜の『叛逆の意思』が主な理由かなと思ったりしました。彼女におきた悲劇が丸喜の研究の原動力だったからこそ丸喜が本当に報われる事はない・・・エグいわー・・・

三学期の丸喜はパレスのBGMタイトル通りの精神状態だったんだろうな。力に目覚めた結果壊れてはいけないブレーキが壊れたのは皮肉すぎる・・・

出番がなかったキャラが出てくるのは本当にワクワクしてきます。長々と失礼しました。

返信:白鷺 葵 2022年10月12日(水) 21:11

零通さま、お久しぶりです。感想ありがとうございます。嬉しいです。返信遅れて申し訳ありません。

<<残留エンドで丸喜の隣に『彼女』がいなかった理由ですが皮肉なことに丸喜の『叛逆の意思』が主な理由かなと思ったりしました。彼女におきた悲劇が丸喜の研究の原動力だったからこそ丸喜が本当に報われる事はない・・・エグいわー・・・
<<三学期の丸喜はパレスのBGMタイトル通りの精神状態だったんだろうな。力に目覚めた結果壊れてはいけないブレーキが壊れたのは皮肉すぎる・・・
書き手の解釈では、「丸喜ENDで恋人が彼の隣にいなかったのは、『【曲解】では――否、【曲解】の力を以てしても、丸喜自身の願いを現実にすることができなかったから』」だと思っていました。
零通さまの考察を聞いて思い浮かんだのは、書き手の解釈の補強になりそうな要素――「何故【曲解】では丸喜自身の願いを叶えることができなかったのか」という部分――です。
丸喜のペルソナが発現し、強力な能力を獲得するに至った理由が『恋人に降りかかった悲劇』。それを「なかったこと」にした場合、丸喜が力を求める=ペルソナを発現するきっかけを失うことになります。
結果、『恋人に悲劇が起きなければ力を求める必要が無い⇒ペルソナ能力の弱体、或いは無効化を引き起こす⇒【曲解】の解除によって、恋人は廃人or死亡済みの状態に戻る』可能性が。
この解釈が成り立っていた場合、現実世界の恋人が生存・死亡済みのどちらであっても、“丸喜拓人の願い――恋人の記憶を戻し、彼女と添い遂げる――は【曲解】でも叶えられない”ことになりますね。

返信している最中、どうしてか罪世界の達哉を連想しました。彼が罰世界を救えたのは『「なかったことにしたくない」と願った』結果だったのだと思うと、何とも言えない気持ちになります。


<<出番がなかったキャラが出てくるのは本当にワクワクしてきます。
リメイク前では登場していないor出番はかなり後の面々が追加or前倒しで姿を現しては、魔改造明智とわちゃわちゃしております。リメイク前との差異にも注目して頂ければ幸いです。

<<長々と失礼しました。
こちらこそ、長々と失礼しました。これからも、この作品をよろしくお願いします。



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