何年も、何百年、何千年と先の未来。人類の自由と平和、そして平穏な海を取り戻すべく深海棲艦と戦っていた一人の提督が、互いに愛し合っていた一人の艦娘と共に殺された。

 亡骸は海へ遺棄され、彼の名は時間の流れと共に忘れ去られる、はずだった。

 死んだ提督の名は「大道克己」。そして艦娘の名は「加賀」。後に死神と呼ばれる存在になるとは誰も知ることなく、暗く冷たい深淵へと沈む。

 その遺体には、深海棲艦が近づいていた……。
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