──かくして、夜は回る。


2020年、日本。


誰もが知る日常、あくびが出る程退屈な毎日、何も変わらないただ流れていく時間の中で、少なくとも普遍的ではない者達もまた、特別でない一日を過ごしている。


きっとそれは誰かにとっての非日常であり、死と隣り合わせ、この世ならざるモノ、宇宙的恐怖を内包するこの世の真理と摂理。


これは神秘と共に生きる者達の日常である。


隠して、世は廻る──


ところで、この小さな赤毛の方はどなたかと?


えぇ、彼女はこの物語の主人公、誰かの師匠。


怒ると恐い天才魔術師、浅木 百合。


今回は、彼女の日常という物語を覗いていきましょう。





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