西暦5012年。突如として地上は、謎の生命体Xに侵略を受ける。
 命からがらに逃げ出した地下シェルターで研究者たちは、追尾してくる侵略者の撃破にはならず、けれども肉体の一部を持ち帰ることに成功。抵抗するための研究が進み、侵略者に呼称が付けられることとなった。皆が知るスペースファンタジーを模した呼称にし、共感を得て立ち向かわんとしたのだ。
 しかし、時は無常なり。古くには謎の生命体Xと呼ばれた侵略者たち……後の世では通称、<エイリアン>と称した生命体による地球侵略の進行が進むにつれ、彼らが繰り出す兵器「機械生命体」の圧倒的な戦力を前に、人類は月への移住を余儀なくされた。

 地球を奪還するため、人類は手段を模索した。
 作戦を重ね、軍議を重ね、研究を重ね。長き歴々の末に、人類軍は戦闘型アンドロイド兵士で構成された「レジスタンス」を組織する。


―――状況は打破出来なかった。


 西暦11945年。硬直した戦況を打破するため、人類は決戦兵器として新型アンドロイド兵士「ヨルハ機体」を開発。それらから成る「YoRHa(ヨルハ)部隊」が編成され、戦線へと投入されることとなる。


―――過去ヨルハ機体のプロトタイプとして稼働していた■■■■号が居た。


 ■■■■は、バーサーカーモードのプロトタイプであった。核融合ユニットのリミッターを解除して出力を増大し、攻撃性を冗長させる機能を持つ機体である。しかしながら、同時に防御力の低下とメンテナンスコストの増大という欠点も持ち、時が流れるにつれてデメリット側に傾き、廃番となった。
 メモリーデータ等の再利用は可能であった為、エグゼキューショナー。情報漏洩を防ぐために廃棄された義体の回収・廃棄を行う他、■■■■■の■■ゥに■る可能性がある機体や脱走者の処分も行う型。すなわち、E型としての再稼働が期待成され、大幅にアップデートを重ねられた機体モデルの増量が行われた。―――それが、現在の■■■■である。

 これは、その■■■■という不確定要素が稼働する世界線での物語―――。