かつて起こった第四次聖杯戦争は、とある男が聖杯を破壊したことにより幕を閉じた。それを発端として引き起こされた冬木の大災害にて、悲鳴と恐怖に燃え上がる瓦礫の中を少年は歩いていた。少年は願う、救いが欲しいと。少年は呪う、こんな地獄を作り出した人間を。

血は流れ、死体の臭いが鼻を刺す。目を焼くような緋色の熱が乾かした眼球を、溢れる涙が上書きする。歩いて、歩いて、歩いて、歩いて、歩いて……その果てで、少年は1人の神父とであった。
  プロローグ
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