とあるシリーズ二次創作。
無自覚魅了もの。食蜂操祈の壊れモノ。

柵川中学に通う相沢由良は、佐天涙子・初春飾利の同級生。佐天とは自虐的に「レベル0同盟」を名乗る、ごく普通の中学生――のはずだった。

しかし由良には、本人すら知らないカウンター式精神干渉能力「反射魅了」が存在する。

由良へ精神干渉した相手に、恋慕・庇護・執着などの感情を不可逆的に植え付ける能力。

そして物語開始以前、学園都市に耳目を広げていた食蜂操祈が由良へ「心理掌握」を使用してしまった。

解除不能。
由良がかわいい。
守りたい。
甘やかしたい。
貢ぎたい。
妹にしたい。

苦悩と妄想の末、食蜂は「もう変態でいいんだわぁ☆」と悟った。

以来、由良に「お姉様と呼んで」と迫り、二人きりのパジャマパーティーや貸切スパへ誘い、洒落にならない額の「妹料」を渡そうとし、毎日のように連絡してくる。

由良の感想はただ一つ。

――この常盤台のお嬢様、ちょっと怖い。

そんなある日、初春を通じて御坂美琴と白井黒子に出会った由良は、食蜂の奇行を何気なく相談する。

美琴は「とりあえず距離取りなさい」と助言。

由良がその場で「しばらく会うのを控えたい」とメールすると――。

「由良ちゃあぁぁぁぁぁん! なんでぇ! 妹料が足りなかったあぁぁぁぁぁ!?」

泣き叫びながら現れる常盤台の女王。

美琴と黒子は絶句した。

本人だけが知らない「反射魅了」を巡る、少しおかしな学園都市の日常が始まる。