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オンラインゲーム『ファイナルファンタジーXIV』で出会った8人が、ひとつの固定パーティを結成する。

攻略を進めるために集まったはずが、毎週顔を合わせ、失敗して笑い、誰かを待ちながら雑談をするうちに、8人の間には少しずつ「また来週も会いたい」と思える関係が生まれていく。

けれど、8人にはそれぞれ違う生活がある。
仕事、家族、フレンド、FC、相方。そして、ゲームとの向き合い方。

「みんなで楽しく遊びたい」
「せっかく集まったなら、攻略を進めたい」
「誰かに合わせたい」
「自分の時間も大切にしたい」

どれも間違いではない。

最初は小さな違いだったものが、少しずつ積み重なり、やがて8人の関係を揺らしていく。

誰かが悪かったわけじゃない。
誰か一人が間違っていたわけでもない。

ただ、大切にしたいものが少しずつ違っていった。

それでも、一緒に笑った時間は嘘じゃなかった。
一緒に悩んだ時間も、最後まで大切にしたかった気持ちも、本物だった。

これは、ひとつの固定パーティができてから終わるまでの物語。

そして、その先で8人がそれぞれの場所から振り返る物語。

誰も悪くない。
だからこそ、別れることがいちばん苦しかった。