魔晄都市ミッドガル。

巨大なプレートの下に広がる七番街スラム。
鉄と魔晄の匂いが染みついたこの街には、少しばかり風変わりな薬屋がいる。

青年の名は、シオン。

薬屋でありながら、酒場「セブンスヘブン」の店主も務める彼は、誰にでも愛想よく、いつも飄々と笑っている。

薬の腕は確か。
料理の腕も悪くない。

――ただし、少々胡散臭い。

その笑顔の裏に何を隠しているのか。
何を知り、何を待ち望んでいるのか。

それを知る者は、ほんの一握り。

反神羅組織アバランチの活動が激しさを増し、神羅カンパニーの思惑が街に影を落とすなか、青年は今日も変わらず店の明かりを灯す。

「んふふ。僕はただの薬屋だヨォ?」

穏やかな日常の片隅で、誰にも知られぬ思惑が静かに動き始める。

これは、星を巡る物語の傍らで生きる、一人の怪しい薬屋の話。


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※FINAL FANTASY Ⅶ RIMEIKUとREBIRTHを元に進めていきます