説明を地の文中心ではなく、台詞中心で行うとは。

地の文形式の小説なのに、なかなか大胆な描き方だと思いました。


というか、オディアナさんも、シーアさんも、はじめは城下町の人達に事情を説明する気がなかったんですね。

後からバレたらパニックになるし、その時にオディアナさんやシーアさんがいなければ、パニックを収めることもできないのに。意外でした。


そして、ようやくデュエルですか。

傭兵とシーアのデュエルの腕は如何程……と思ったけど、よくよく考えてみれば、この世界はデュエルがあんまり普及してないんですよね。

そうした世界ではデュエルの腕を磨くのは難しいし、それを考えれば、高いデュエリストレベルを求めるのは酷か。


傭兵もあんまり学が無さそうだし。

（最初の先制ジャブとか、頭痛が痛いに匹敵する語彙力。傭兵の育った環境が窺い知れるようです）


まあ、ゆるゆるふわふわした気持ちで、二人のデュエルを見守っていきたいと思います。

姫様パワーで、気に入った人に職を与え、政治にも干渉する。

これが権力ってやつか。


しかし、説明口調のキャラクターが多いですね。

何かの伏線なのか。楽しみです。


というか、オディアナ姫とシーア様は内政をどうするつもりなんだろうか。

国王達を救うは良いけど、その間の国の運営を放り投げるわけにはいかないだろうし。


気になるので次回も楽しみ。ではでは。

返信：ヴィルティ　2021年05月23日(日) 12:59

gsころりんさん　感想ありがとうございます。

民を苦しめる方向に権力を使ってるわけではないので、いいかなーと。

読者にちゃんと中身がわかってもらわないと、ただの作者の独りよがりになってしまうのでどうしても説明口調は避けられないですね。

内政に関しては、まあ今の状態だと苦しいから早いところ問題を解決して戻ってこようとは考えていますね。

これからも応援していただければ幸いです。ではまた。

オディアナ姫、電話やネット回線とか無いのが辛いですね。

おかげで眠ってしまった人達の介護も、すぐには頼めない。眠ったままを放置すれば命に関わるというのに。

技術開発の大切さが伝わってくるようでした。



国王も妃も家臣も倒れ、国の中枢が崩壊したも同然なのに、オディアナ達の落ち着きっぷりは流石。

王族であり人望のあるオディアナが残っている以上、この王国はまだギリギリ立て直せなくもないので、それを信じている形かな。

どんなに小さな希望でも、信じて前に進み続けんとする姿勢。

それこそが、王の器であり、民はそれに惹かれたのでしょうね。流石です。



しかし、アルトマ王国という国は……

なんというか、全容の見えない、ミステリアスな国だと思いました。



貧困層にかかる税率を下げれば、その分を別の方法で補完しなくてはならない。

しかし、戦う機会に乏しい兵士を農作業に従事させるだけでは、とても税収の補完にはなり得ない。

（貧困層はいつの時代も決して少なくないでしょうし、そんな大勢の人達にかかる税率を下げれば、莫大な損失になる）

（それを、戦う機会に乏しい兵士を農作業に従事させるだけで賄えるとは思えない)

（兵士が大量にいるなら話は別ですが、そもそも兵士というのは金を生み出すタイプの仕事ではないので、兵士の母数自体が元より少ないと思われます）

（第一、それだけで貧困層を救えるのならば、姫様に言われるまでもなく国王がやっているでしょうし）

アルトマ王国、この国はいったいどうやって下がった税率分の補完をしているのか……



無論、世界観を考えれば、方法はいくらでも思いつきますけどね。

この世界観ならば、近代の先進国ではおおっぴらにやれないような方法や制度の導入実行が可能と思われるので。

あまり詳しくは述べませんが、そうした方法や制度を駆使すれば、非常に安価な労働力を手にして、税率の補完をすることも不可能では無いのでしょう。

（アルトマ王国がそういった国ならば、兵士が大量にいる理由にもなりますし）



無論、そうした手段ではなく、もっと素晴らしい別の手段をもって、税率の補完をクリアしている可能性も充分にあります。

ただ、現時点の情報だと、アルトマ王国がどういう国なのか客観的に判断できないので、いろんな風に考えられるのです。

（民主主義国家でない兵士が、王族や親衛隊の近くで自国を素晴らしい国と称えるのは当たり前のことなので、そういった情報だけでアルトマ王国を分析するのは難しいです）



一応言っておきますが、別にオディアナ達の倫理観が近代の先進国の人間と違うものであっても、私は平気です。

闇遊戯だって、古代エジプトにおいては、近代日本人の表遊戯とは異なる倫理観でいたでしょうし。

それと同じようなものだと思って、受け入れたく思います。

返信：ヴィルティ　2021年05月20日(木) 09:10

gsころりんさん　感想ありがとうございます。

オディアナ姫は元々前向きで明るい人なので、今回の事態もどうにかできると信じています。

アルトマ王国はまあ小さい国で領土もあんまり広くないから、というのもありますが、まあとある名産のおかげで輸入などをして富を得ているので生活自体は成り立っています。

これからも応援していただければ幸いです。ではまた。