私は『悪霊憑き』と呼ばれている。
私が少しでも『恐怖』を感じた瞬間、『悪霊』は、それを与える者を攻撃する。

本当はなんなのか知らない。
けどひとつだけ、絶対と言える事がある。
この『悪霊』は決して、私を襲うことはない。
だが私にしか見えないその存在は、周囲の人間にとっては、まさに『悪霊』だ。
私の大切な人でも、どんなに好きな相手でも関係ない。
私と一緒にいることは、こんな危険を常に背負うこと。

私は、好きなひとを傷つけたくはない。
だからお願い、放っておいて。



……そう、思っていたのに。
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