――宇宙世紀0079、地球から最も離れた宇宙都市『サイド3』は、『ジオン公国』を名乗り、宇宙連邦政府に独立戦争を仕掛けた。
後に、一年戦争と呼ばれる戦いの始まりである。

開戦と同時に、ジオン公国は地球連邦軍総本部『ジャブロー』へとスペースコロニーを落下させる『ブリティッシュ作戦』を発令。
弾丸となったサイド2のコロニー『アイランド・イフッシュ』はジオン軍に護衛されながら、予定地点へと向かっていく。

その間、コロニー落としを阻止しようとする連邦軍とのぶつかり合いが幾度も発生したが、ジオン軍が開発した人型軌道兵器『MS(モビルスーツ)』の前に、連邦軍艦隊は劣勢を強いられていた。

開戦直後に起きたこの一週間の戦いの中で、ジオン軍の兵士たちは次々と初陣を飾っていく。
ここにも一つ、戦いに出ようとしている若者たちの部隊があった。

ジオン軍でMSパイロットとしての訓練を受けながらも、権力や後ろ盾を持ち合わせなかったが故にエリートコースに乗れなかった、所謂平民たちが集められた部隊。
総勢100名にも上るその新兵たちは、戦争で活躍することでエリート部隊への転属が約束される。
こうして競争を促すことで兵力確保と兵士の育成を同時に行うという目論みの下に、実験競合育成部隊『ワーウルフ隊』が発足された。

そのワーウルフ隊から選抜された成績優秀者30名が、2名の教導試験官と共にブリティッシュ作戦に参加しようとしている。
偉大なるジオン公国のために戦えると喜ぶ者、立身出世を志す者、単純に実戦を前に興奮する者……と、彼らは一様に初陣を前にはしゃいでいた。

程なく、彼らは知ることになる。
戦場の現実と、自分たちが生死を懸けた本物の戦いに挑むことになったということを。

これは、一年戦争の表舞台に出ることはない、若者たちの戦いの記録。
苦しみ、足掻き、それでも最後まで戦い抜いた、彼らの物語である。

※オリジナルの部隊に所属するオリジナルキャラが主人公です。
機体に関しては既存のMSの専用機orカスタム機は出す予定ですが、完全オリジナルのMSは出すつもりはありません。
【ブリティッシュ作戦編】
  人狼部隊/ケーン・フォレストという青年
  女子との賭け/フィオナ・レイクという少女2024年03月15日(金) 18:01
  ブリーフィング/人狼たちの初陣2024年03月15日(金) 19:01
  若さ故の勢い/若さ故の過ち2024年03月15日(金) 20:01
  対艦戦/狼の目覚め2024年03月16日(土) 08:01
  勝利の栄光を、君に/勝利の裏側にある現実を、僕たちに2024年03月16日(土) 09:01
  人にもなれず/狼にもなれず
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