ようこそ実力至上主義の教室へを基にして「バトル・ロワイアル」という作品の設定を使った長編です。
前作の「ようこそ殺戮至上主義の教室へ」のリブートという位置づけであり、
物語上のつながりは一切ありませんので、本作から読み始めるのも推奨します。

■あらすじ

孤島を舞台にした72時間の極限サバイバル特別試験が始まる。

約160人の二年生たちは互いに離れた場所で目を覚まし、
最後の一人になるまで殺し合いをするというルールを告げられる。

だが、生徒たちを追い詰めるのは、目の前の敵だけではない。
水、食料、情報、安全な場所、そして刻一刻と狭まっていく行動範囲が、それぞれの判断を狂わせていく。

どこかで銃声が響き、爆発が起こり、生存者の数字だけが静かに減っていく中で、
綾小路たちは仲間との合流を目指す。

これは、誰が最も多く敵を倒すのかを描く物語ではない。

極限状態でも誰かを信じ、守り、時には離れ、それでも前へ進もうとする者たちの物語である。

『殺戮至上主義』が、戦う者たちを正面から描いたバトル・ロワイアルなら、
『虐殺至上主義』は、その戦場を生き抜こうとする者たちのバトル・ロワイアル。

殺し合いそのものではなく、その只中で何を失い、何を受け取り、何を最後まで手放さないのか。

同じ「最後の一人」を目指すゲームだからこそ、まったく異なる角度から描く、もう一つのバトル・ロワイアル。

【挿絵表示】

※Pixivにも同タイトルで投稿しています。