見知らぬ場所で目覚めた私。

 そこは荒廃した世界。見慣れぬ化物がいる世界。

 更には自身に記憶はなく、残されたのはこの異様に目立つ容姿だけ。

 私は一体何者なのか? 一体どこからやってきたのか?


 これは極東地区に忽然と現れた、一匹の兎の物語。




 「さあ白黒兎(モノクロウサギ)よ、狂いに狂え。――神を貪り、根絶やしたまえ」




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