読んだ感想としましては――まだ途中までなのですが――いい意味で読むのが大変でした。

　一話一話が実際にアニメで放映された場合の一話分を想定しているのでしょうか。しっかり話の展開が練りこまれ、その中でも登場キャラクターの心情が端役に至るまで丁寧に描かれて、一言一句流し読みできないと感じます。一話読むだけで私の気力がごっそり持ってかれるくらい。
　ただ、一話一話でしっかり区切られているので、アニメを見てる感覚で一話を噛み締めてから間を開けて次の話へといった読み方ができると思います。

　どのキャラクターにもしっかりと設定が練りこまれ、全てのキャラクターに作者のkimaila様の強い愛と情熱を感じます。

　今の段階では、クルトが気になっているキャラですね。トーマの息子で彼の一目惚れ要素を引き継いでいるけれど、トーマ以上に深く悩んでいる姿が描写され、またどこか危うい部分が見受けられ、今後がいろいろと楽しみです。
　敵側のキャラではクラウかな。この娘もこの先の物語でどう弾けていくのか、非常に気になります。

　また、背景設定やら用語やらもkimaira様自身がしっかり調べ、書きこまれている点が多くあり、本気度が高いと素直に思いました。

　長々と感想を述べましたが、私はすごく圧倒された、とても面白い小説だと感じました。
　お仕事の関係と、一話書き上げるのにとても苦労されているご様子ですが、ぜひとも完結まで頑張ってください。
　応援してます。



　あ、ちょっと最後に言いたいことがありまして、
　Pixivの方からコピペで投稿されているのでしょうか。会話文や句読点の後など、文章の所々で変に改行が入っている部分があって、そこが読みづらいと思います。設定資料集の方などが顕著に読みづらさが現れていると感じたので、プレビューなどで見返してみてはいかがでしょう。

　最後に余計な一言を付け加えちゃいましたが、ともかく執筆活動頑張ってください。

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