蒼海の鉢巻と鋼鉄の艤装を風に乗せて
作者:擬態人形P

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緋寺 2023年07月31日(月) 22:45

通常では考えられない強化をされている深海棲艦の存在は、自己進化による第二改装なのか、他者による改造による強化か。前者であっても恐ろしいけど、後者であればさらに選択肢が出てきてしまう。深海棲艦を率いる提督ないし鎮守府があって改装をしているか、鎮守府と同じ技術を持つ深海棲艦が存在するか。鎮守府だって陸上施設……ということはそういう姫がいてもおかしくはないとか思ってます。
件の角付きレ級もその類だと思うと、初霜達には今は知ってもらいたくないですね。

綾波達の強すぎる拒絶。敷波も綾波に戻ってきてもらいたいという気持ちはあれど、説得でどうにかなるとは思ってちゃいけなかった。確かに敷波の自己満足な部分も多少はあったでしょう。綾波に良くなってほしいという気持ちは、何処か自分の方にも向いていたみたいですし。
でも、悩んで悩んでこの道を決めて、プライドも捨てて綾波のために行動したものは、少し自己満足があっ……(319文字省略されています)


(Good:0Bad:0) 54話 報告

擬態人形P 2023年07月31日(月) 23:40

謎の第二改装をしている深海棲艦の存在は、現時点では何が起こっているのか、全く不明の状態です。只、次回の大潮編で、少し何かしらの進展がある予定ですね。自己進化だとしたら、それはそれで確かに怖いですが、改装している存在が別にいるとしたら、その大本を何とかしなければ、無限に増殖してしまいます。果たしてその存在がいると仮定した場合、それは姫か、或いは…?
例の角突きのレ級に関しては、沖波も今は黙っているでしょう。流石に伝えたらショックでは済まないでしょうし。

敷波は残念ながら、説得失敗。綾波に戻って来てほしい気持ちはあったけれど、それは過去の贖罪の気持ちゆえに、自己満足な部分があった。だから、綾波達にそこを指摘された敷波は、何も言い返せずに、涙を流してその場を走り去る事に。
しかし、その行動の一部始終をずっと見ていた山雲は、強引ですが、ビンタをする事で敷波のプライドを捨てた行動を綾波達に指摘。これによって、結果的に、綾波も海風も文月も、自己中心的な考え方で敷波を見ていなかった事に、ようやく気付く事に。
深雪が損な役回りだと思いながらも、3人に手助けをする形を取る事で、騎馬を形成して敷波の下へと向かいます。

敷波は、己の無力さに打ちひしがれていましたが、綾波達が謝罪をした事で、ようやく和解をする事に。大本営のモルモットであっても、前を向いて自分の意志で進む道を選んだ相棒達の姿に、彼女もようやく嬉し涙を流す事が出来ます。これが、彼女達の新しい一歩と言えるでしょうね。

さて、次からは大潮編です。
彼女が雪を嫌がる理由は、果たして何か?
只、すみません…まだ、1章分全部完成して無いので、仕上がるまで申し訳ありませんが、しばらくお待ちください。


緋寺 2023年07月29日(土) 22:49

案の定、最速装備に振り回される面々。砲撃は当たらないわ、距離感が掴めないわ、衝突するわ……大惨事だけど、みんな通る道。しかし、改二である高波はともかく、他の者達は本来適性を得ることも難しい状態。
改二だからといっても即対応出来るわけじゃないので、訓練を続ければ多少は良くなるかもしれないけど、果たして。

部屋替えをした後、敷波と深雪の部屋に山雲がお呼ばれ。人工筋肉について聞くことに。ただ、マイペースな山雲は神経接続をその場で外そうとする暴挙。恐れ知らずというか何というか。
綾波の動かなくなった身体を動かすためには参考になるはず。動くことが出来れば、綾波ももう少しメンタルも良くなるはず。そう考えたら実際に使ってみたいところでしょう。
人工筋肉のスペアを使えば、山雲は外す必要もないけど、見るためには厄介な手順。とはいえ、綾波の希望のならと敷波動く。姉思いのいい子である。

人工筋肉を使うという……(222文字省略されています)


(Good:0Bad:0) 53話 報告

擬態人形P 2023年07月30日(日) 04:47

陽炎編で登場した磯波が、実は経験豊富であっただけで、初霜達含め最初は皆さん大惨事でした。距離感が掴めない為、色々と大変ですよね。零駆適性はどうでしょうね。改二艦でなくても、深雪や春風は、主機にダメージを負いながらでも、まともに任務をこなしていますから、ある程度は何とかなるかもしれません。流石に限界を超えて主機を加速させると、オーバーヒートを起こして不味そうですが。
勿論、改二艦である高波も、即座に対応できるわけでは無いので、少なくとも、季節が変わるまでは待たないといけませんね。

敷波と深雪の部屋に呼ばれた山雲は、人工筋肉を外そうと…恐れ知らずというよりは、それだけ熱い敷波の想いをくみ取ったという事。のんびり屋ですが、彼女は人を見る目はある感じですね。
実際、敷波は綾波に負い目がある為、彼女の為に人工筋肉を使いたいというのが、素直な感想です。だから、山雲を呼んだわけで…。
深雪はスペアを使えないか?って言った事で、敷波は厄介な手順を全部こなす事に。本当、ここら辺は、姉艦思いの良い艦娘ですね。

しかし、人工筋肉を使うという事は、実験台になれと言う事で…モルモットゲットというのは、本当に分かりやすい表現ですよね。艦娘を人と見ていない悲しい事実が…。
敷波が宜しくても、人間不信状態の綾波がそれを受け入れられるか?という疑問が出てきてしまいますね。敷波の口からその黒い思惑を語ってしまう事も、1つの懸念される材料です。再起不能になるかもしれないのは、恐怖でしかないでしょう。
それでも、敷波は綾波に元に戻って貰いたいと思い、頭を下げる事になります。この信念が綾波に通じるかどうかは分からないですが…やってみなければ分からないですからね。果たして結果は…?


緋寺 2023年07月27日(木) 23:11

零駆採用試験みたいな様相になってきた新人達の受け入れ。いろいろなところに行く分、言語の学習は必須科目。怠惰というわけではなくとも、勉学が得意ではなさそうな深雪でもしっかり出来ているのだから、7人も出来るでしょう。多言語ペラッペラな深雪ってすごく想像しづらいのなんだろう。
昼夜逆転も必須。しかもその状態で昼にも起きることがあるんだから仕方ないとはいえ堪ったものではない。サムの時も大変だったけど、この7人は耐えれるだろうか。

現零駆からの自己紹介、内容を見ると割と重いことが多い内容ですが、相手に冤罪が絡んでいるので重さがちょうどいいんですかね……。ただ、重さにも人それぞれ。
沖波を中心にするのは、零駆での立ち回りもあるけど、相手が懲罰艦隊出身というのもあるのかなって思ったり。親近感があるか、親しくしにくいかになると思うので、ここで慣れておくべきだよなぁとか。

ケッカリ相手が恩讐に巻き込まれ……(172文字省略されています)


(Good:0Bad:0) 52話 報告

擬態人形P 2023年07月28日(金) 03:06

メンバーの補充をしたい零駆に丁度いいだろうという事で、新人採用試験です。ショートランド泊地で活躍する分、言語の習得は必須科目ですね。深雪は確かに多言語ペラペラとは思えませんが、それでも努力はしている感じです。想像しにくいのは、先天的なイメージの問題でしょうね。
昼夜逆転…というか、基本、どの時間帯でも強硬出撃があるのだから、慣れて行かないといけません。サムの時は陽炎が苦労していただけに、彼女達にとっては、長期的な目で見ていく事になりそうですね。

現零駆の自己紹介は、色々な視点が絡んでいる事もあり、冤罪から集った艦娘達には、重さが丁度いいのかもしれません。
沖波が中心になって自己紹介を促すのは立ち回りもあるけれど、零駆とはこういうものだ…という事を刻ませるうえで、陽炎が配慮した部分もありますね。こういう地味な配慮は、後々大事だと思います。

7人の冤罪は、中々にユニーク…と言ったら失礼ですが、かなり個性的な内容でした。一応、山雲の場合は、うっかりってわけでは無いんですけれどね。彼女の性格を考えると、そう捉えられるのも仕方ないのかも。雷に関しては、相手が悪かったとしか…男性に軽くとはいえ、トラウマを持つくらいなのだから、相当な物でしょう。只、提督業って、まともな精神でやってられないのも、事実なんですよね。
さてさて、そんな彼女達の初めての最速訓練は…?


緋寺 2023年07月25日(火) 22:29

そもそもが零駆としての加速仕様。それに加えて魚雷を投棄して積載重量を軽くした上に、脚部にエネルギー蓄積。それだけやれば、沖波は弾丸のように突き進むことが出来るでしょう。
遠距離からの砲撃を潜り抜けるだけの速さを以て突撃。成宮提督を担いでのそれ……衝撃も相当だったんじゃなかろうか。でも、沖波はそういうところのコントロール上手そうなので、特等席で見ることになったようですね。流れ弾が怖いので絶叫マシンの類ですが。
ジュース一本を奢るためにも、成宮提督は生きなくちゃいけない。そんなことかもしれないけど、生きるための力になる。その結果……生きてた。ちゃんと、沖波達のために。

あれだけのことがあったせいで左遷となりましたか。それは仕方ないけど、大本営の黒いところも見え隠れ。実際、自殺まで考えたくらい追い詰められたわけですから、被害者と言っても差し支えがないですね。可哀想なヒトである。
でも、慕われて……(312文字省略されています)


(Good:0Bad:0) 51話 報告

擬態人形P 2023年07月26日(水) 03:42

零駆としての加速仕様もそうですが、竹や潮といった今まで背中を見て来た人達が、沖波に防空棲姫攻略のヒントを授けてくれました。弾丸のように突き進む事が出来るのは、缶とタービンが強化されているからこそ。
成宮提督にしてみれば、ジェットコースターに乗っているような感覚。でも、沖波は彼を生かすと決めたのだから、しっかりとこなします。肝の据わった提督であるでしょうから、ある程度の恐怖心は大丈夫ですが、それよりも沖波の破天荒な戦術に頭を抱える事になりましたね。ジュースを奢る為の約束を叶える為に…沖波、薄雲、竹、護衛艦隊の皆の為に…ギリギリですが、ちゃんと生き残ってくれました。

成宮提督も総括して振り返れば、大本営の黒い部分の被害者である為、優しすぎる沖波は、可哀そうだと本気で思ってしまったでしょうね。彼にしてみれば、逆にそんな沖波の性格に問題があると思ってしまう位だから、筋金入りだと思います。
只、成宮提督は薄雲達に慕われてもいました。不器用ですし、上に振り回されてますし、罪を背負っているのも事実です。でも、その全てを理解してくれる者達がいる。沖波の言う通り、彼女達に生き様を見せて行く事が、彼の贖罪の道だと思います。氷は溶けたでしょうね。

思わぬ形で判明した、竹が庇っていたセクハラ被害者。それが、護衛艦隊の旗艦である高波でした。夕雲型の中では、沖波並に控えめな性格ですが、これでも武勲艦なので、反逆に出た時は、きっと恐ろしかったでしょうね。セクハラ提督は、それこそトラウマを植え付けられた事と思います。改めて言いますが、セクハラ、ダメ絶対!
そんな高波のお陰で、沖波は竹との関係が丸く収まりました。きっと薄雲も、自責の念に悩まされている所を、高波に救われたのでしょうね。情けは人の為に有らず…が、正に巡り巡って自分の為になりました。竹もきっと、近くで見守ってくれているでしょうね。


緋寺 2023年07月23日(日) 23:09

50話目、おめでとうございます。まだまだ続くストーリー、無理せず楽しく頑張ってください。

懲罰艦隊を率いていた成宮提督の不幸。そしてそれを救おうとするかつての友。あれだけ辛い目に遭わされたのに、土下座してまで救おうとする姿を見てしまった、あの時の負の感情が湧き上がってきてもおかしくはないでしょう。死にかけ相手でも罵るくらいに怒り狂っても仕方ない。
死ねることに笑顔を見せる成宮提督と、プライドを捨てても救いたい薄雲、そして納得いかない沖波。混沌とした場である。

(7行省略されています)


(Good:0Bad:0) 50話 報告

擬態人形P 2023年07月24日(月) 02:30

ありがとうございます。50話目の節目のサブタイトルとしては怪訝な物ですが、まだまだ頑張って行きたいと思います。

成宮提督を救おうとする薄雲を見てしまい、沖波は負の感情が沸き上がってしまいます。何で友であった薄雲は、こんな人間を必死に救おうとしてしまっているのか?そう考えるだけで、沖波は許せない想いはあったのかもしれません。
混沌とした場になっているのは、沖波が薄雲達の経緯を知らないのも原因かもしれませんね。

そして、沖波は知る事になります。成宮提督も、大潮の言葉を受けて自身を変える事になった事実を。更に、その言葉を受けて、死にたかった薄雲も、もう一度だけ近くで見定める側に立とうと思った事実を。その僅かな優しさが、沖波の負の感情も抑える切っ掛けになります。

沖波は、竹の語っていた事や、新郷提督を殺めた事を思い出していき、今まで迷惑を掛けた全ての人に謝ります。そしてその上で、薄雲の罪も許して、再び彼女を「親友」として認めて、前に進む道を選び取る事が出来ました。こうなれば、沖波は強いです。
薄雲とは懲罰艦隊での連携が、ここで活きる形になります。特殊訓練の結果も披露し、型の異なる主砲を二丁で持って、襲い来る敵攻撃機をバンバン撃ち落として…ここは、流石零駆で鍛えただけの事はあります。
罪の無い人達を救うために、成宮提督を囮にした上で、生かした上で勝ちに行くのが沖波の選び取った選択。一番勝率が高いと考えたのならば、迷わず選び取るだけの力も、沖波は身に着けていました。

敷波と成宮提督の言葉を受けて、改二と呼ばれるような深海棲艦の出現に、驚きを隠せないでいる沖波。防空棲姫が最速クラスで動き回るのならば、かなりの恐怖ですね。ここで逃げたのならば、今後どんな事になるか分かりません。
片腕が成宮提督を担いでいる事で塞がっていますが、沖波は負ける気なんて毛頭ありません。次回、彼女の力が見られる事と思います。


緋寺 2023年07月21日(金) 22:37

通信の相手、護衛艦隊旗艦の高波。秋津洲と同じ口癖が特徴的だけど、戦果だけでいったらとんでもない偉業を達成した彼女。ルンガの鉄壁は、旗艦にふさわしいかもしれませんね。
敵部隊は相当危険な連中。だとしても、沖波はどうしても思うところはあるでしょう。今の空のような、僅か曇る薄雲のよう。

沖波を行かせるのは非常にわかってる。乗り越えるのはためには、ここで前に出るべきでしょう。躊躇いはあるだろうけど、沖波が救援に私情を挟むとは思えませんから。
だが、成宮提督の名前が出て、それを救ってくれた言われたら話が変わる。地獄を見せられた相手を救うなんて、抵抗があってもおかしくない。むしろ死んでしまえと言っても誰も文句は言えないでしょう。
だとしても、春風に選択を迫られたら救うことを選択する。理由なんて何でもいい。ただ、ここで死んでもらったら困る。ちゃんと話をして、納得の出来る終わりを迎えたい。そういう気持ち……(120文字省略されています)


(Good:0Bad:0) 49話 報告

擬態人形P 2023年07月22日(土) 03:57

高波は、日本艦だと暁改二に次いで索敵能力が高いという、とんでもない艦娘。しかも、他の能力のバランスも良く、持って来る装備もレア物である為、旗艦としての能力は十分に備え付けられていると思います。
例によって、後方支援面の空母がいるような状況であり、それこそしらさぎはかなり危険な状態です。でも、沖波の心中は薄雲のような状態なのも事実。

咄嗟の判断とはいえ、救援に沖波を行かせた初霜は、彼女に前に出て欲しいと思ったのかもしれませんね。
そんな中、沖波は雷の懇願で、成宮提督を救ってくれと言われてしまって躊躇いを見せてしまいます。確かに、沖波は彼を生かす権利も殺す権利もあるでしょうからね。
只、春風は優柔不断が罪だと言ってのけます。その結果、沖波はとにかく死んでもらったら困ると思った事で、行動に出ます。納得のできる終わりを迎えたいという気持ちは、確かに彼女にはあるのかもしれません。夏にペイント弾を撃たなかった…撃てなかったのは、しっかりと話をしたいという想いも密かにあったと考えてもいいと思いますね。

そして、衝動的な感情と共に沖波はブリッジへと向かいますが…いざ、成宮提督と薄雲と再会をしてしまった事で、彼女の感情はどう揺れ動いてしまうのでしょうか。次回、いよいよ50話。沖波の選択は…?


緋寺 2023年07月19日(水) 22:49

沖波がやってきたことは、決して褒められることではないかもしれないけど、だからといってそれを咎めることも出来ない。複雑な環境で生きてきたのがわかるから、幻滅したかなんて聞かれてもそんなわけがないとしか言えない。
でも割り切れない。割り切れないからペイント弾だとしても砲を突きつけた。撃ってたらそれはそれで大問題だし、多分沖波も撃ったことを後悔しそう。
復讐心を持っている初霜は何も言えないでしょうね。状況は違えど、沖波の気持ちは痛いほどわかる。だからこそ幻滅なんてするわけがない。

陽炎もあんな話を聞いた後では力が入らない。沖波の重ねていた罪のことを知り、頭を抱えてしまった。仲間思いだからこその悩みですね。
(7行省略されています)


(Good:0Bad:0) 48話 報告

擬態人形P 2023年07月20日(木) 03:00

沖波の過去は、初霜や陽炎にとっては、想像以上に凄まじい物であった為、動揺はしてしまいましたが、幻滅する事なんて出来なかったですね。そもそもそれだけの環境に置かれていたのは、話の中で十分に分かったのだから、誰も何も言えないです。
成宮提督に対しては割り切れないから、砲を突き付けてしまった。撃ってしまったら後悔していたとはいえ、この暗い感情が果たしてどうなるのか…。
初霜にしてしまっては、立場の関係上、色々と考えさせられる事になったと思います。

陽炎は、神通に相談したくなるほど、色々と考えてしまう事になりました。
只、サムの件も含め、乗り越えたからこそ、沖波は話そうと思ったわけで…。前に進もうと思った沖波にとっては、共に前に進もうとする仲間の存在は欠かせないと思います。でも、確かに勇気と覚悟はかなり必要だったでしょうね。
春の大喧嘩がある以上、サムの件が無い中で沖波の話を聞いたら、どんな事になっていたかは分からない所。関係が最悪になったとしたら、修復に時間は掛かりそうでした。

初霜は復讐を止めたいけれど、自分が復讐心に支配されてしまっている。だから、我儘としか言えない自分がいるんでしょうね。
悪と断定するのは危険な感情だと藤原提督は語ります。大抵表にいる者は、デコイである事が多いですからね。黒幕がいるとなると、突如知ってしまった際に動揺につながりかねませんから。気持ちの整理が付けられるのが一番ですが、それで出来ていれば、初霜はここまで苦しんでいないのも事実ですよね…。

成宮提督と沖波の面会は控えたい藤原提督。
只、そこでしらさぎに危機が起きてしまい、結果的に沖波が必要な場面になってしまった。この運命の悪戯に、彼女はどうするのか…ですね。


緋寺 2023年07月17日(月) 22:39

大量の敵との戦い。らいちょうの艦娘達の奮闘。誰が欠けても耐えられないような連携を繰り出しながら、確実に1体ずつ始末していく。部隊に戦艦がいなくても、駆逐艦ばかりであろうとも、ここにいるのは精鋭であった。
その場その場に必要な攻撃が出来る者達に的確な指示を出し、航空戦すらも乗り越えて。ここまで出来るからこそ、らいちょうは健在。不安になる要素も無かった。はずだった。

現れたのは水母棲姫。レ級が目立ちすぎてるけど、やれることは殆ど同じなんですよねあ。むしろ姫なだけあってスペックを比べれば水母棲姫の方が上。
その存在に怯むことなく、ぼのはすぐさま指示を出し、よつが回避をするものの間に合わない。緊張感ある艦隊戦(1つは本当の艦)、勝利は水母棲姫になようとしていたところに、遅れていた潮が身を挺した。魚雷の直撃は普通なら流石にまずい。何処か捥げていてもおかしくない。でも、潮は子供達を悲しませないために……(286文字省略されています)


(Good:0Bad:0) 47話 報告

擬態人形P 2023年07月18日(火) 03:28

らいちょうにいるのは、小柄でも精鋭達ばかり。素早い動きを駆使しながら、確実に敵を仕留めて行ってくれます。
指示系統も的確だからこそ、航空戦もお手の物ですね。レンジャーだって飲んだくれているばかりじゃない。このままならば、らいちょうは沈むはずは無かった…はずです。

しかし、ここで水母棲姫が随伴艦を囮にして、反対側から強襲。レ級と比べると低速艦ですが、それ以外は間違いなくこちらの方が上。
曙は、勝気な性格をして指示を出しますが、残念ながら、気合や根性でどうにかなる状況では無かったですね。この艦隊戦は水母棲姫に軍配が上がろうとしていた所で、潮が何と母艦を庇う形に。魚雷の直撃は、何処か吹っ飛んでいてもおかしく無いので、危険な賭けでした。それでも潮は子供達を守る為に、仁王立ちの状況。艦娘の根幹は「人」ですから、想いの力が後押ししてくれるのは、意外と有り得るのかもしれません。何よりも、悲しむ子供達の姿を見たくないという想いが、潮を立たせてくれるのでしょうね。

守る為に戦うならば、潮だって吠えます。駆逐艦如きが何を?と敵艦は思ったかもしれませんが、大切な者達の存在の声が、彼女の背中を押します。結果的に見れば、1人での勝利かもしれませんが、間違いなく子供達とみんなで掴んだ勝利と言えるでしょうね。
沖波にとっては、後に憧れとなる潮の背中。艦娘として必要なのは何なのか、また考えさせられる事になったと思います。

そして、無事にショートランド泊地に到着しますが…残して来てしまった薄雲の事は気掛かり。そんな彼女にしてみれば、彼女が成宮提督の秘書艦を勤めていたのは、どうしても気になるわけでしょうからね。

さて、いよいよ長い過去話を終えて、次回からは現代に戻ります。お楽しみに。


緋寺 2023年07月15日(土) 22:29

助かり、らいちょうに拾われた沖波。子供いっぱいの部屋に寝かされていたというのは、沖波としてもとても驚いたことでしょう。懲罰艦隊からこの和やかな雰囲気となったら、それこそいいところ超えて天国に来てしまったと感じてしまう可能性すらありそう。
この流れ、亡骸を放置すると深海棲艦化する可能性がある件があったから、竹の墓がここにあったわけですね。迅速に火葬をせざるを得ないというのも少々悲しい気もしますが、死んだ艦娘が新たな敵となってしまうのはさらにキツイこと。これも納得するしかないでしょうね。
ショートランドに戻ると聞いたら流石に驚く。沖波は罪人としてあそこにいたのに、戻れるとなったら償い終えたのかとも考えてしまいそう。

大潮による調査でわかった、成宮提督の裏の顔。待遇改善に関しては常に考えていたけど、ああいう形で運用しなくてはいけないことが苦しくもなっているわけですね。自殺を図ったのは少々驚き。……(129文字省略されています)


(Good:0Bad:0) 46話 報告

擬態人形P 2023年07月16日(日) 05:22

懲罰艦隊から、1人だけ拾われてしまった沖波。
目が覚めたら、信じられないような光景が広まっていたのは、彼女にとっては、夢の縁直線上では?と錯覚してしまったと思います。
確かに、1人だけ天国に来てしまったという感覚はあるかもしれませんね。
亡骸は海に帰すという考え方も出来ましたが、そうすると轟沈と同じ扱いになって、竹の場合は…あの厄介な深海棲艦になる可能性が否めなかったので、今回は火葬する事になりました。
沖波がすぐに目を覚ます可能性があったのならば、それまで待てたとは思いますが…。
これに関しては、納得するしかないでしょうね。
残念ながら、償いを終える事が出来たとは、沖波は思ってはいません。
彼女の元々の性格面での問題もありますし、一生背負って行かないといけない事だと感じているでしょうから。
只、だからこそ、自身がらいちょうでショートランド泊地まで戻れると聞いて、驚きを隠せないでいるでしょうね。

大潮は、沖波が眠っている間に、成宮提督に関して調べてくれていました。
彼は、待遇改善を常に考えていて、更に苦しさのあまり自殺まで考えていたというのは、地獄を味わっていた沖波にとっては、いきなりは信じられない事でしょう。
だから、大潮は信じたく無ければ信じなくてもいいと言っています。
今の沖波は、空っぽのような状態。
上記の罪状は中途半端な状態で放り投げられてしまい、自分の戦う理由を明確に考える事が出来なくなってしまい、戦意も自死を考えた分、失われてしまった。
そんな中で敵の襲撃が来た事で、沖波はどうすればいいか分からなくなってしまい…次回、彼女達の戦いを見て、何を思うのか…ですね。


緋寺 2023年07月13日(木) 22:55

楽しんで罪を償うというのは、果たして償っているのか。これまでの苦しみから解放されたことで幸せと感じるのは仕方ないかもしれないし、現に世界が明るく見えているのなら、沖波にとっては良かったことなのかもしれない。
でも、感じるのは人それぞれ。薄雲には、それが辛くて仕方なかった。冤罪であっても懲罰部隊に入れられ、本来なら必要のない罪を償い、その中でもやらなくてもいい罪まで犯して。半年もの間、心が削られ続けて、この時にヒビが入ったんでしょうね。泣き喚いて、思いの丈を吐き出して。
でも、竹は他の仲間達を生かすために罪を犯し続ける。ギンバイだって立派な窃盗ではあるけども、そうしなければ無駄に失われる命が増える。だから、その行動に間違ったことは無い。

これ、本当に難しいところなんですよねぇ。実は竹に盗んだ食べ物を貰っている仲間の中にも、薄雲と同じように罪悪感を積もらせている者がいるかもしれないし。でも報われている者もたくさんいるから、悪いことでは無いとも考えられてしまう。
(6行省略されています)


(Good:0Bad:0) 45話 報告

擬態人形P 2023年07月14日(金) 02:38

今回の話は、実は書いていて色々と自分でも考えました。
沖波、竹、薄雲の三者三様の考え方で半年を過ごしましたが、ぶっちゃければ懲罰艦隊その物が悪い…って言いたくなるような話であるだけで、本来の艦娘として過ごしていれば、3人の友情に亀裂が入る事は無かったんですから。
1つ確かなのは、沖波も竹も、もっと早く薄雲の変化に気付く事が出来れば、まだ何かしらの対応が出来たかもしれないって所なのかもしれません。

只、沖波は罪状故に、それまで自分は苦しんで死ぬべき存在だと思っていた為に、竹達の存在が光をもたらしてくれていました。
だから、懲罰艦隊所属故の心のマヒもあって、2人と生きたいと思い、更に2人もそんな感情だろうと錯覚してしまったんですね。
竹もまた、自分達が恵まれているからこそ、自分達が立場を利用しなければ、みんなが幸せになれないと奮起してしまいました。
この2人の行動や考え方が、薄雲の心神喪失状態に繋がってしまっていたのならば、それもまた罪だったのかもしれません。
とにかく薄雲は、亡き夫に合わせる顔が無かったのが、一番心に影を落としていたのでしょうね。
2人にずっと付き合ってくれていたのは、友情を守りたいという想いと、身勝手な考えに支配されたくないという反発からでしょうか。

結論がない問題という言葉が、やっぱり一番当てはまるのだと思っています。
3人の性格上の問題点もあるとは思いますけれど、そのすれ違いが薄雲の崩壊を招いたというのならば、やるせないですね…。

そして、その結果が最悪の形で襲い掛かる事に…。
薄雲は意図していなかった物の、結果的に竹を撃ってしまった事実は変わらないです。
その竹は最期まで、薄雲に対する申し訳なさと自分の軽率さを悔いる感情に支配されてしまいました。
この事実と謝罪の言葉は、薄雲でなくても壊れますね…。
薄雲が現実逃避してしまった事で、見捨てられた沖波も当然壊れてしまう事に…。
生きる為の希望の光をいっぺんに失ってしまったのだから、絶望するのもやむを得ない形に。
ここに来て、初めて感情を出した成宮提督。
でも、それも遅すぎました。
沖波の初めての反抗が、こういう形で生まれたのは、色々な意味で最悪のパターンだったでしょうか。

結局、沖波は大潮の介入によって、死なせては貰えませんでした。
反発の言葉にも躊躇いが無い所は、人生経験もありますが、彼女の中で何かの琴線に触れたのかもしれません。
とにかく、色々な意味で疲れてしまった沖波は、眠る事になります。
彼女の過去編は、もうちょっとだけ続きますね。



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