タタリの呪いを全て解放するという兄との約束を果たしたハク。
 その時すでに300年のときが経ち、愛するものや仲間達は誰もいなかった。

 クオンの墓前で報告を済ませたハクはようやく自由を手にするが空虚感しかなかった。

 「過去に戻りたい」

 だがそれは神でも叶わぬ願い。
 できるのは過去にほんの少し干渉する程度。

 ならば、今の自分はもう無理だとしても人として人生を全うする平行世界くらい作れるんじゃないか。
 ハクはそう願い、神の力を使って「もしもの可能性」を探る。

 そして出会ったひとりの少年。
 クジュウリ皇オーゼンが第14子レキ。ルルティエの兄。
 幼い頃に障害を負い、政務に人生を費やすことになったひとりの男。

 彼の運命を変えたとき、世界は異なる結末へと向かっていく。


 これは、大切なものを失いながらも運命に抗い続ける一人の男の物語




(注意)
 この作品は原作改変ものです。
 また作中の死亡キャラが生存。その逆もあるため注意。
 独自解釈や独自設定も多々存在します。

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