町に音楽隊がやってきました。
 ハーメルンの人々は、大喜びです。

 斧や、鍬や、鎌を手に手に。

 高らかに笛の鳴るほうへ、舌なめずりをしながら歩いていきます。

 舞台の上には、5人の楽団員。
 小児と、少女と、壮年と、中年と、老女です。
 さてさて皆さん、上手に歌を歌えるでしょうか?

『各々が番(つが)いではないカラスが、7羽いました。
 それぞれに、7つの子がいました。
 カラスは全部で、何匹でしょう?』

 びくびく、うきうき、どきどき、はらはら。
 大丈夫かな、大丈夫かな?

 もしも、間違った歌を歌ったら。


 ……殺されちゃいますよ?



※※この小説は、デスゲーム小説です。
  登場人物は、全員死ぬ可能性があります。
  もちろん猫の少女も、例外ではありません。

※※このお話は、拙作『ブレーメンの屠殺場』の2作目になります。
  『ブレーメンの屠殺場』を読了後にお読みいただけますと幸いです。
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