魔剣はささやく。命を奪い、血を散らせと。

 旅の青年ゴートが振るうのは、存在しないはずの12本目の魔剣。それは絶えず殺意を囁き、何もかもを斬り殺せと血を求める呪われた剣だ。
  
 幾年もの旅を続ける中、魔剣からの解放と家族との再会だけを胸に、知恵を求めて森の魔女の元を訪れる。
 しかし、ゴートを待っていたのは魔女との出会いだけではなかった。

 心優しき魔女を狙うは悪魔宿りし11本の魔剣。
 迎え撃つは語られることのない最後の魔剣。

 自身を縛る魔剣の呪いを解くために、何より家族の元へと帰るために。
 ただ一つの夢を抱えて、ゴートは今日も魔剣を振るう。


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