パン屋の看板娘であるマリナ・ベッカーは、近頃不可思議なパンの香りを感じるようになっていた。
街で事件が起こるのに合わせるようにパンの香りが鼻腔を刺激し、その後は事件自体がなかったことになっているのだ。
時を同じくして街に現れた奇妙な風体の少女。関連があると思い、事件のことを知っているかと問うマリナに、少女――ミレイはこう答える。

「……憶えて、るんですか……?」

ミレイは、『死ぬと過去のある地点に戻る』という能力を駆使して、街に起こる事件を解決していた。過去を改変することでその記憶は人々から失われるが、なぜかマリナだけはどちらの記憶も憶えていたのだ。
ミレイのことが放っておけなかったマリナは、彼女を自宅のパン屋に招く。徐々に交流を深め、絆を結んでいく二人。
しかしその陰では、黒いローブの集団――悪魔崇拝者が暗躍しており……やがて二人は、街を揺るがす大事件に巻き込まれていく……
これは、死のループに囚われた少女と、その死を唯一記憶するパン屋の看板娘が、街を脅かす事件に立ち向かいながら、互いに唯一無二の関係を築いていくファンタジー。

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・パン屋のお姉さんと気弱少女のファンタジー百合になります。よろしくお願いします。
・小説家になろう、カクヨム、アルファポリスにも掲載しています。
  1話 ただのパン屋の看板娘よ
  2話 なんて言うんだっけ2025年09月20日(土) 19:02
  3話 そう警戒しないでもらえるとありがたい2025年09月21日(日) 19:06
  4話 肉付きが悪いからな2025年09月22日(月) 19:04
  5話 どこかで会ったことがあったかな2025年09月23日(火) 19:08
  6話 いずれ倍にして返してやるから覚悟しとけ2025年09月24日(水) 19:22
  7話 それからどうなったの?2025年09月25日(木) 19:13()
  8話 守り続けた伝統の味なのよ2025年09月26日(金) 19:07
  9話 うちに誘って正解だったってことね2025年09月27日(土) 19:09
  10話 それはあとで説明するわ2025年09月28日(日) 19:06
  11話 終わらない戦場2025年09月29日(月) 19:06
  12話 素敵な理由ですね2025年09月30日(火) 19:04
  13話 引っ越せるほどのお金はありませんし2025年10月01日(水) 19:05
  14話 そんな大したことじゃないわよ2025年10月02日(木) 19:04
  15話 見るからに怪しいわね2025年10月03日(金) 19:03
  16話 許さない2025年10月04日(土) 19:07
  17話 遠慮はいらないな2025年10月05日(日) 19:08
  18話 何度も繰り返してきたのよね2025年10月06日(月) 19:03
  19話 少しくらいは、借りを返せたかよ2025年10月07日(火) 19:05
  20話 ついでのようなものなんです2025年10月08日(水) 19:02
  21話 君の力を貸してほしい2025年10月09日(木) 19:07
  22話 この街を救いたいだけなのです2025年10月10日(金) 19:04
  23話 正しい選択なんだ2025年10月11日(土) 19:04
  24話 お友達になりましょう2025年10月12日(日) 19:04
  25話 丸ごと持っていけばいいんでしょ2025年10月13日(月) 19:05
  26話 分の悪い賭けでしたけど2025年10月14日(火) 19:03
  エピローグ もう二度と()
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