前世は太ったサラリーマン、退職後のんびり散歩していた近衛義忠。
川で流されていた段ボール箱の子猫を躊躇なく助けたその瞬間、立ち上がった拍子に心臓発作で倒れ、再び川に流されて命を落とす――。
その善行を見届けた八百万の神々は、彼に赤ん坊としての異世界転生を用意した。幼少期から無意識に力を使ってしまうダイチは、周囲の村人から恐れられ、村長の計らいで妖怪村「隠里」に預けられることになる。
そこでは産女が母のように彼を守り、天狗や玉藻前、河童、雪女たちが弟子入り指導をする日々。神の力を秘めつつ、身体能力や料理、知識、特典の制御術を少しずつ学んでいく。
やがて成長したダイチは、自慢の料理をふるまう屋台「眠亭」を開店する。そこに現れるのは、なんと世界最強の魔王や皇帝、竜皇たち!
のんびり屋で超マイペースな少年と、妖怪たちの騒がしい日常が、いつの間にか世界を巻き込む大騒動へと発展していく――。