明治日本から武家は消えた。第二次世界大戦は枢軸国の勝利に終わった。
その後、世界に平和など訪れるはずもなく、日米独が熾烈な冷戦を繰り広げた。
そんな中雪解けの兆しがあった1970年代前後、その雪解けで1969年に米独冷戦は終わり、1971年に日米冷戦は終わり、残るは日独冷戦のみだったが、こちらは1970年に経済的な宥和があってから緩みつつあった。

宇宙開発を見れば、1960年にドイツが月面着陸を果たし、1967年にアメリカが月面着陸を果たす。日本が1971年に月面着陸と大きく遅れる。
ドイツが1965年に月面基地「モント・アインス」を建設する。1963年に総統が死んでから大きな政治的混乱はあったが、総統の指名通りに二代目総統には軍需大臣が選ばれた。
1967年に悪夢の邂逅があった。モンド・アインスの調査チームがあるクレーターで調査を行っている最中にチームが全滅した。
1967年アメリカはこの知らせを聞くことなく月面に到達、1970年にはドイツに後れまいと月面基地を建設した。
一方ドイツは正体不明の敵性生物に対抗するために機械化歩兵装甲を発明した。
アメリカは月面基地建設場所選定のときから調査隊が壊滅する事例が報告されていた。
この原因が突き止められ、その生命体はBETAと名付けられた。
1968年に対BETA宇宙兵器開発計画としてNCAF-X計画を始動した。
アメリカは1971年にドイツ軍の機械化歩兵装甲を鹵獲し、分析まで行った末、1973年に独自生産を開始し、月面基地の防衛に充てた。
日本は1971年月面到達後、仮の基地を設置しようと試みた。しかし、その仮のチームが惨殺される事件が起きた。仮設基地を1972年に設置した後、周辺のクレーターの調査を開始したが、1973年のボーリング調査のときに調査チームが全滅した。その後月の探査は日本では打ち切りとなった。
月面ではBETAが跋扈し、それに日本が、ドイツが、アメリカが各々抵抗を続ける中、それは起きたのである。
1973年4月19日、BETAが地球上に襲来したのであった。
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