水底から見上げた、二度目の空
作者:

オリジナル現代/恋愛
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誰にも言えない記憶。

人より少し不器用で、社会に出てからはその小さな違和感に悩み続け、ある日、両親から幼い頃に軽度の障がいがあると診断されていた事実を告げられる、そんな記憶があった…。

両親の想いを理解したい。
けれど、どうしても心が追いつかない。

その答えを出せないまま命を落とした。
気がつくと同じ世界で生まれ変わっていた。

前世とは違い、今の身体は思うように動く。
そんな中過ぎていく日常。

しかしどこか引っかかりがあった。

自分は本当に、今の人生を生きていいのか。
前世の記憶を抱えたまま、誰かに好意を向けられていいのか。
本当の自分を知らない彼女たちの想いを、受け止めてもいいのか。

過去に置き去りにした想い。
両親に聞けなかった言葉。
そして、今の自分へ向けられるまっすぐな感情。

これは、二度目の人生を与えられた青年が、自分自身を受け入れ、誰かを愛することを知っていく物語。

序章
  置いてきた名前()
  ふたつめの家
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