かつての戦争。その戦争で自らの姉の代わりに深い深い海の底に沈んでいった一隻の駆逐艦があった。彼女はもう自らの役目は終わったと思ったが、その数十年後、彼女は駆逐艦の力を持つ一人の少女として生を受けた。
 だが、彼女はその生を謳歌する事は出来ずにいた。彼女の心は、自らの眼が写すその光景に耐え切る事ができず、徐々に擦り切れていったから。
 その眼は『死』を映し、あらゆる物に『死』を与える。人の身にも、艦娘の身にも過ぎた瞳だった。

完結しました。ありがとうございました
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