ジョジョの奇妙な冒険~アメジストのif物語~ 作:Tarako@如月銘酪
やっと基本投稿だぉぁぉぉ
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プロローグ
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一話
https://syosetu.org/novel/237782/2.html
二話
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三話
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四話
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五話
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六話
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七話
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八話
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9話
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10話
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登場人物
水城
黒玉の瞳の持ち主。別名ジェット、石言葉は「忘却」
ジョラル
アメジストの瞳の持ち主。石言葉は「決断」
ジョルノ
十五歳のギャングスター。
アバッキオ
ジョルノの護衛として今回ついてきた。…別にこいつが居ないと物語が進まないとかそんなこと無いもん。
シスター・クラウス
女。クズの中のクズ
あらすじ
今日が退院日…!っと、水城はジョラルにようが有るみたいで?
「貴方が、私を、『殺した』」
真っ暗闇の中、目の前の…殺した相手、人結契が睨む。
「貴方が…」
ガリ、と胸倉を捕まれる。
「ち、ちが、」
足がふらつく。_______________どれだけ人に励まされても、『犯罪者』という現実は、変わらないのだ。
「やだ、やめてくれよ…俺は、もう、なんなんだ…」
ジョラルが、がっくりと項垂れると、背後から気配がする。振り返ると…
アメジストの瞳の「自分」が、立っていた。
その瞬間に、辺りは光にまみれて、目を開けることもやっとになった。ジョラルは、ぐっと目を瞑り、次にその白い視界を開けた時は、病室の天井だった。
冷や汗をかいた肌を拭ってはぁ、とため息をついた。
今日、ジョラルは退院する。
「…嘆いたって…変わらない、のか…?」
水城が、窓枠に突然現れる。
「ジョラル、今日は元気がないけど、どうしたの?なんかいじめでもあった?それとも、嫌なことがあったの?」
心配してくれているようだ。水城はあめ玉を口の中で、ころころ転がす。
「…退院おめでとう。良いところ連れてってあげるよ。」
おいで、と水城が言って病院のそとを出た。ジョラルは、靴を履いて窓枠から外に出た。
「良いところ、って?」
水城についていく内、心は軽やかになり、先程の苦悩をすぐに忘れてしまった。
十分程度、森の中をさ迷う内、町の外れ辺りにある、教会についた。
「ここ。」
水城は手慣れた手付きで、教会のドアをおもいっきりあけた。埃が立つ。
「けほっけほ…ここ、教会…廃墟か?」
ジョラルは、人差し指で埃をかぶったステンドグラスをなぞる。
「うん、僕が育った所。廃墟じゃないケドね。」
水城はとてもうっとりした顔で教壇の上に手を置く。
「僕の友達ね、もう死んだんだ。」
おもむろに彼は手帳を取り出した。日記のようだった。
「死んだのは最近。…家は貧乏だし、その子は孤児だし…死体もどこかに消えて、葬式なんてしなかった。」
ジョラルは水城の話を聴きながら、彼の後ろに有る、少女が手をさしのべるステンドグラスをぼうっと見ていた。
「おかしな話、僕も死んだあのこも、神様の声が聞こえたんだ。…神様は僕らのことを、悔やんでくれたの。そんな悲しい過去を、って。」
水城も己の背後のステンドグラスを見つめる。
「…僕は、使命があるんだよ」
それまでは全くもって震えていなかった声が震える。水城は、少しだまって、やっと決心がついたように、そのの黒玉の瞳を揺らがせて
「ジョラル、僕と一緒に死んでくれ。」
といいはなった。黒玉の瞳は一つの光も通さない。
「…え?」
ジョラルは本気で迷っているようだった。
「僕は、俗語を使えば『スタンド使い』という存在だ。」
彼は瓶を取り出した。色取り取りの飴玉が入っている。
「待ってくれよ…なんで、そんなことを…?ていうか、『スタンド使い』って、そんな馬鹿な」
ジョラルは、今日見た悪夢のように手が震え、唇がわなわなと震える。
「僕のスタンド能力は【ジェット・スター】、飴玉を食べた人間から、特定の記憶を取り出し、別の飴玉に閉じ込めることが出きる。」
ジョラルの身体から、重力がすっぽりと抜けてしまったようで、瞳の奥から全てが真っ黒に染まる。
「水城は…俺を裏切ったのか…?そんな、ば、かな、俺とお前は友達、だって」
「この能力で君の嫌いな記憶…僕の友達、いや、家族か…その『人結契を殺した記憶』を無くした。」
水城は「信じられない?かなぁ?」と、笑いながら聞いてきた。
「僕も正直信じられないよぉ、君を、殺すなんてさ。」
水城は、涙を一粒流しながら話す。ジョラルは今だ状況が理解できぬまま、袖を握る
「この瓶の中には、患者さん全員の幸せな記憶が入っている。…ぼくを殺すことは出来ない。君は、親切で臆病な奴だろう?だから、君は、僕を殺すことが出来ないんだ。」
水城は、何か塞き止めていた物が一気に崩壊したようにぼろぼろを涙をこぼし始めた。
ジョラルは全てが無くなった感覚の中で、水城の、悲しみや恐怖、負の感情だけが理解できた。
水城は嗚咽を溢しながら言った
「ごめん、なさ、い、僕は、ほんと、は、」
ジョラルは走馬灯のように、これらの、たった二週間に起こった沢山の出来事を思い出していた。
腹が減って気絶したこと
ジョルノに拾われたこと
初めてジョナサンにあったこと
瑠に会ったこと
エリナさんに言われたこと、
契を殺したこと。
何もかも嫌になったこと
水城に会ったこと
彼に救われたこと
今______裏切られたこと。
「僕ね、きみの、きみの、ともだちに、なりたかったんだよ…契を殺されたこと、凄く許せないんだよ…!でも、でも、なよなよしくて、ぜんぜん、つよくないのに優しく、笑ってくれたり、聞いてくれたりするのが、されるのが!嬉しくって…でも、ぼくは、君を、殺さなくちゃいけないんだよ…嫌だよぉ、僕、楽しくって…」
嗚咽と共に、水城は思いの丈をぶちまけた。ごめんね、ごめんね、と、何度も何度も同じことを繰り返す。
嗚呼、自分は何をしているのか。こんな、子供に、なぜ涙などをながさせているのか?なぜ、人結契という少女を殺した己が、人結契の家族の、友達、という存在なのか?
「泣かないで、くれないか」
こんな少年が己に殺意も友情も抱き、しかしながら神という存在に、その存在意義を奪わされ、通常に生きることすら許されず、得たくもない力で他人に暴力を振るっている。
「俺は、お前の家族を、殺したんだぞ」
己がとてつもなく許せない。何を、させているのか。自分が死んでしまえればよかったんだよな…
「ねぇちゃんは覚悟してたから、お互い様。…でも、僕だけは、覚悟してないんだよ。」
ぐっ、と手を握る水城が、一瞬だけ穏やかな笑顔を見せた。
「ジョラル、この大聖堂の地下に行って。地下438号室、だ。忘れてくれるなよ…?」
一歩一歩、水城が近寄ってくる。まるで、愛しい人を見るように。
「僕も、あのこも、契だって、普通の人生だったら、こんなことを、しなくて良かったのかなぁ。」
水城が、ジョラルの頬に手を伸ばした。
自分のくすんだ瞳を隠すように目蓋を重ね、口の端をあげた。子供のように、年相応の笑顔だった。
瞬間
血飛沫が舞う。水城の身体から。
「水城!?おい、水城!?」
ジョラルは、今まで止まっていた時間の全てを取り戻すように、この一二時間の間に起こったすべての感情を一瞬に感じ、その後、ジョラルははじめて言葉を発した。
「水城を、なぜ殺した。何故、この子どもが…!」
ひゅぅっ、と掠れた声がする。水城はかろうじて声を出すことが出来ていた。
「ジョラル。僕のスタンド、は、解除しておいた。…君には、立ち向かって欲しい、契を殺したことを忘れるな。…でも、そのぶん、『奴ら』に好き勝手させるな」
ぎり、とジョラルの肩を、子供とは思えない力の強さで握ってくる。
「水城…なんで、お前は…」
アメジストの瞳は揺らぎ、ざらざらとした感情の平行線で、ジョラルは大粒の涙をながし続けた。
「嫌だよぉ、怖いんだ、何回もいろんな感情や世界が混ざる、俺には良くわからないんだよ…この先何をすればいいかも、恐怖にまみれて何も出来ない。」
精一杯感情を冷静にさせようと目の前を見た。
ステンドグラスの女神が、そのダイヤモンドのような瞳をこちらに向け、まるで嘲笑っているようだった。
______地下室428号室だ。忘れてくれるなよ…?______
「428号室。」
ジョラルはぎゅう、と、もう何の力もない、意思もないそんな少年の身体を傍にゆっくり置き
「ありがとう、水城。俺は絶対に、お前を助けるから。」
≪病院・ジョラルの病室≫
アバッキオは、その整然とした部屋を見て一言感想を言った。
「もぬけの殻だな。」
ジョナサンはそれこそまるで豆鉄砲を食らった鳩の用な顔で、がらんとした病室を見つめる。
「ジョラル…!?」
ジョルノは、まるで一つ一つのピース全てを当てはめたときのような表情をし、
「アバッキオ、ムーディー・ブルースを!」
アバッキオは「もうやってる!」と怒り気味に話す。
ジョルノは、そうか…と言葉を溢した。
はぁはぁ、はぁ、と、地下室に向かって階段を降りている。手を広げ、暗闇の中に、真実を探して。
「よんにーはち…っ!」
片手で身体をささえ、鉄のプレートに「428」と彫られた看板のついた部屋を見つける。
「すぅ…はぁ…ん。」
深呼吸して、まっすぐ透明なアメジストでその扉を開ける。
「ようこそ…ジョラル・ジョリオ…神のご意志を妨げる者よ…」
シスター姿の女性が両腕を広げジョラルを迎える
「随分御大層なお出迎えだな…」
「アメシスト…『決断』…ふぅ、私の名前を教えて差し上げましょう、不公平ですからね。私の名前はシスター・クラウス。この大聖堂のシスター。」
礼儀正しいお辞儀さえもに鬱陶しさを覚える。
「そうかそうか、シスター・クラウス、こんな地下で一体何を?」
ジョラルは、獲物をとらえたような瞳でシスター・クラウスを睨んだ。
「何…?聖書を読んでいました。」
彼女の瞳に写る光は何故だか奇妙だ。強いて言うならビスマス鉱石のように虹色の彩光に彩られている。
「…あの少年もろとも俺を…殺そうとしたんだな?」
ジョラルの心はざわついていた。何かがおかしい。事実はあっているはずだ。
(だが、俺のいる世界の一部がかけて、いらない部分が付け足された様な感覚がある。)
「えぇ、水城は優秀でした。…失くすには惜しい人材でしたね。…しかしながら貴方のような堕落者の肩代わりをするなど言語道断、そんなことはしてはならない事だったのに関わらず…あぁ残念です。」
クラウスは裾をあげ袖で涙を拭った。
「…どうやって俺を殺そうとしたんだ…?」
ジョラルは後頭部を鈍器で殴られたような衝撃をうけた。
「…水城のスタンドの唯一の弱点…それは、その飴に入ったすべての感情を受け持たなくてはならないこと。」
考えろ。
…ステンドグラスのそとから、ライフルの様な、遠距離がたの銃で、水城は脇腹を撃たれた。
…いったいどうやって俺があの位置に居るとわかったんだ?ステンドグラスのせいで中の様子は伺えないはずだろう?
「そういえば、あのマンションでマシンガンをもった男性を逮捕したようですよ、大変でしたねぇ、怖いですねぇ。」
マンション…?そこから狙撃したのか?
「さらには、一般人を狙ったテロリストだったようですよぉ」
ジョラルは、パズルの全てを解いたような感覚を掴んだ。
「…………アンタ…"スタンド使い"だよな?」
いかがでしたでしょうか!
次回の十二話もお楽しみに…!
アリーデ・ヴェルチ!
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