いつか再び■■へと戻るために、今日も彼女は一生懸命。少しずつ着実に自分という存在を埋めていく。
 埋めて、満たして、尚も己の姿を変える者は果たして、本当に人間たりえるのか―――などといった不安から目を逸らして、孤独に翡翠を割り続ける。

 けれども夢は醒めるのだから。


 心に残るモノはあるのか、あるいは罪だけが残るのか。
 一度空っぽになった訳アリ少女が自分なりに頑張って、なんとか生きていくだけの物語。