指から調味料が出る料理人は今日も腐敗の女王と味噌を作る 〜腐敗を発酵に変えて、世界を満腹にします〜
作者:

オリジナルファンタジー/日常
タグ:異世界転移 召喚 ハズレスキル ざまぁ 魔王 発酵 主人公最強ではない 男主人公 国づくり
「腐敗と発酵は、同じ現象なんだ。違うのは、呼び名だけ」

異世界に召喚された料理人・氷室律の固有能力は【調味料生成】。
戦闘スキルを持たない"はずれ勇者"と嗤われ、彼は魔王討伐の
時間稼ぎとして、荒野に捨てられた。

たどり着いた魔王城で待っていたのは——
触れたものすべてを腐らせ、千年ひとりきりだった
「腐敗の女王」フローラ。

腐り果てた城の蔵で、律は気づく。
彼女の呪いは腐敗ではない。ただ、制御されていない"発酵"だ。

塩で締め、麹を打ち、時間をかける。
そうすれば、腐敗は——味噌に、パンに、酒になる。

飢えた国。迫る討伐軍三千。
料理人は剣を取らない。かわりに、鍋を火にかける。

これは、捨てられた者たちが、
食卓ひとつで戦争を終わらせるまでの物語。

  # 第一話 腐敗の女王と、味噌の樽
  # 第二話 はずれ勇者
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