世界が終わった日、黒崎蓮は初めて「生きる理由」を見つけた。

28歳、ブラック企業勤めの会社員。夢も希望もなく、ただ毎日を消費していた蓮の日常は、謎の感染爆発によって一瞬で崩れ去る。

噛まれれば感染。視力を失い、音だけを頼りに襲いかかる感染者たち。東京は、生者が死者から逃げ続ける地獄へと変わった。

医療の知識を持つ女性・神崎澪、サバイバル知識に長けた高校生・朝倉悠真、そして仲間を守るため命を懸ける自衛官・相馬拓真との出会いが、彼の運命を変えていく。

これは、ゾンビと戦う物語ではない。

極限状態で、人は人間でいられるのか。

失われた世界で、それでも誰かを守ろうとする者たちの、生存と絆の物語。
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