因みにヘルフリートが若様へ負の感情を抱くのは何も間違っていない、あれは若様が全部悪い。若様はゆるふわ作品に転生できなかった己の不幸を呪うがよいw

-追記-

若様の戦歴は、我々読者の視点から見ると事件の方から若様に突っ込んでくるのに加えて、若様の能力的には生き延びるためや自分にとって重要な人物を助けるためには思い切って無茶無謀な行いをしないとダメな試練があったり、そもそも生き残れたこと自体が賞賛に値するような状況があったり、この作品の主人公だけあって若様が困難な状況を好転させるキーマンになってたりもする。
ぶっちゃけ一回の会戦で石器時代の勇者の奇襲×２と双璧の追撃なんて殆どの原作ネームドが生き残れないレベル。
それに少し前の話で、士官学校の校長時代に若様を知っている、百戦錬磨の名将で、人物鑑定眼にも優れ、若様に関する非公開の機密情報にもアクセスできるであろうシトレが若様に割と好評価だった。
それらを踏まえると、実戦の極限状態を経験したことのない軍人の卵程度のヘルフリートが公開情報や噂を見聞きした程度で、本人のことをロクに知りもしない若様の軍人としての資質や戦歴を「功名に逸り、無謀な行いをしては傷を負い、その癖反省の色は見えない」ような無能・無謀な奴みたいに上から目線で評論してるのはかなりアレだし、「あぁ原作でユリアンも似たようなことしてたなぁ」って思った。

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対して同じ軍系権門頂点で帰還派にしては開明的だけれどもそれでも統一派の通訳と仲裁が間に入らないといけないであろう義弟君。

功を好み派手ではあるけれど（同盟社会の目があるから）初手焦土戦術なんでやらない若様。
周りを顧みて堅実に行くのであろうけれど、（亡命帝国社会の目があるから＆若様への反発心から）初手焦土戦術をやるであろう義弟君

長征派からすれば「所詮はジャガイモ共」・統一派「テイルビッツが例外だったか…」
ハイネセン在住帝國貴族達「テイルビッツ家の嫡子殿は話題に事欠かなかったのに…」

多分亡命軍にいた方が評価されるだろうし、まだストレスも少ないだろうな

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貴族達としては「くだらない俗世に囚われない」と言っててもヤンからすれば「狭い世界しか知らない世間知らず」でしかありませんから……。
ただ唯一の懸念が一体どんなものなのかが気になる所ですね。

二人が話している所から場面は変わり、舞台はポリスーン星系にて同盟軍の大規模な演習風景に……しかし描写的にかなり苦戦している様子。
自分は軍事用語に詳しくないのですが要するに平行追撃とは「戦闘中に戦艦に乗りながらやる軍隊行進」というものなのでしょうか？
もしそうなら途轍もない難易度になるのではないでしょうか(実際の軍隊行進も血のにじむ程の努力で練習しないと無理)

ただまあそんな物凄い訓練中に盛大に吐きまくる若様はやっぱり情けないですね。
……こうも酷いとその内上層部から陸戦部隊に回されるのも時間の問題ではないでしょうか？
適材適所という言葉がありますし、数章後に辞令が出てもおかしくないでしょうし、正直こんな吐く将官の船には誰も乗りたくないでしょうしね。

そして若様は足を引っ張る為にダヤン・ハーン基地に置き去りにされました。
同じく基地にいたシェーンコップにグラディア嬢の件を相談する若様ですが……仕方がないとはいえベアト達に膝枕されている状態で言っても説得力無い……というか本当にグラディア嬢の問題解決する気あります！？
まあ自分が最低の屑だと自覚しているだけマシですが……そういった所が原因で現ナウガルトの令嬢の仕打ちとかされたんじゃないでしょうかねぇ(多分勘で「コイツ女に酷い事する奴だな」と察せられたと思う)

(いくら屑とはいえ)貴重な収入源が痴情の縺れで死なないようアドバイスするシェーンコップ。
ただ彼はアドバイスはいわば「家族サービスに悩むお父さん」的ですから若様の「昼ドラ並みのドロドロ」に役に立つのか。
ていうか若様だと下手にやると盛大に裏目に出ると思う。
正直若様はグラディア嬢の件は傍から見ても殺されても文句言えないどうしようもなく屑人間だからなぁ……盛大に罰が当たりそう。

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　フェルナーについてはナウガルド家食客にしたのは妥当なのかもしれません。現食客三人組と違い平民身分未満の元アスカリ脱走兵で警備会社も好待遇欲しさに抜けてきたとなれば能力はあっても主人公が食客にした途端ティルピッツ家臣団がマジギレしかねません。後ろ盾になって金も口も出すけど責任はそっち持ちね・・・主人公も相応にアイリス嬢に意趣返ししていると思いますよ。

　遂に旅団規模に拡大した薔薇騎士、第六地上軍の元貴族士官が目減りしたような？　そしてリューネブルク氏の逆亡命フラグはほぼ潰したと思われますが（従士二人ザルツブルグ男爵夫人生存）今回の要塞突入が最後のフラグと言えそうです。これはレーザー水爆要塞にぶち込むより増援としてミサイルに主人公+従士ｓ詰め込んで要塞にぶち込んだ方が有効（ハードラック的）なのでは？（←殴ｗ）


　しかし不良中年が原作以上に出番がありますな。ヤンファミリーでも出番が他キャラより優遇というか千億の星では同盟側主人公ですし。ただ最終的な「贈り物」が主人公の部位でないことを祈るフェリだったりします。御母堂婚約者不良中年さえ卒倒物ですし「命賭けてマウント取りする糞アニキ」と今度こそシルヴィア嬢に見限られますよ？

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フェザーンで世話になったし、後ろ盾になる以上ナウガルト子爵家に支援するのはわかるが、あんな要らん事を婚約者やルパートに吹き込むようなアイリスに、例えフェルナーがティルピッツ家の紐付きだとしても彼ほどの人材を自分の手元に確保せずに融通してやる必要あったのかな。

「話が分かる人」や「フランクな人」なのは転生者である若様の良い所だけど、「恩には恩を、仇には仇を」の「仇には仇を」の部分をなぁなぁで済ませるから、若様っていろんな奴になめられるんだと思う、特にスコットとか。まぁ今話タイトル通りで今更だけど。

若様がいずれ乗る艦の名前は『イアソン』あたりが由来かな。
イアソン本人自身の能力は他の英雄達に比べればイマイチだけど、生まれの身分と人脈を活かして功績挙げた点とか似てる。
ところで確か同盟の艦名って英語読みだったような、『オデュッセウス』が『ユリシーズ』と表されるように。

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