ジョジョの奇妙な冒険~アメジストのif物語~   作:Tarako@如月銘酪

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こんにちは!Tarakoです!
締め切りに追われる漫画家の気持ちがわかる今日この頃

これまでのお話

一挙公開!
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です!良くかいた俺!!!

⚠️今回は持論注意です~!

登場人物紹介…!!!

シスター・クラウス
虹色の瞳。うまれつき指が四本しかない。が、こんなきれいに四本にわかれるのは初めてだ。

ジョラル
スタンドが操れない。一応このお話の主人公立ち位置

ジョルノ
精神年齢年下の兄に囲まれた精神年齢20歳。ディオみたいにおちゃめ(?)

アバッキオ
空気になりそこねてるので十四話めっちゃ喋らせよ

理亜
ジョラルの仲間らしいけどジョラルに認められない。頭良い

ジョナサン
聖母じゃね?

神父
大体コイツ

あらすじ
水城が射殺された憎しみを堪えながら、ジョラルは地下へ向かった。…扉の先には「シスター・クラウス」なる人物がいた。
彼女はなにか裏がありそうで…?



十二話「あきらめて、また、けついして。」

 

【挿絵表示】

 

「…なんのこと、でしょうか。」

「まず、俺はどうやって殺されそうになったか、それが疑問だ。」

ジョラルは得意気に人差し指をたて、持論を展開する

「俺は銃で射殺されそうになった。…だが、どうやって俺が中に、この位置に、居るとわかったんだ?」

シスターは、片手でよろけた拍子に聖書に手を置く。

「俺があの位置に居ることは、水城ぐらいしか居ないはずなんだ。…辺りはホコリまみれ、ステンドグラスでなかの景色もわからねぇ。だから、あの時俺に命中し損ねたことは、全くもって不自然な事なんだよ。」

シスターは、声を荒げることもなく、さも平然のようにこう述べる

「ですが、銃を撃った人物が、間違えて貴方を射殺しようとしたかもしれないじゃないですか?」

シスターは片手で聖書を持ち上げ、ページをペラペラめくる。

「…そして、その聖書が問題なんだ。」

ジョラルは聖書を指差して、確定的な証拠を言った。

「その聖書は、他の人間には見えない!それに、スタンドの負荷になるから、こまめに出し入れをしてるんだろう、さっき『聖書を読んでいた』と言ったのにも関わらず俺にはそのテーブルに聖書が見えなかったぜ…?」

 

『ずっと聖書を読んでいました。』

彼女はそういったが、コンクリートで打たれたこの部屋のどこを探しても、聖書は見当たらず、彼女がよろけた時にやっとデスクに聖書が置かれている所をジョラルは見た。

元々生命エネルギーや、精神の具現化を長時間出しておくと、精密さが下がったり、パワーが無くなったり、ある程度のバフがかかる。その為、クラウス含め大抵のスタンド使いは、こまめに出し入れをする。しかも、自分がスタンド使いだとバレたら戦闘に発展する、等の事が嫌いな人間なら尚更だ。自分の全てをさらけ出しているのと同じだからだ。(だしっぱなしのスタンド使いもいるはいる。)

 

「貴方には見えなかったんでしょうね」

シスター・クラウスは、まだ平然としている。

 

長い沈黙が流れた。

 

その沈黙を早くも破ったのは、ジョルノ、アバッキオだった。足でドアを蹴破り、中に侵入してきたのだ。

「ジョラル!先程少年の遺体が有りましたが、あれは…」

「チッ、ブチャラティが付いてなくて良かった。」

2人ともはじめはジョラルを見ていたが、すぐにシスター・クラウスの存在に気づく

「あなた…」

まずはじめにジョルノが、シスター・クラウスの持つ聖書の存在に気づき、次にアバッキオが気づいた。

「お前があの少年を殺したのか!」

 

『…残念です』

クラウスが、先程よりも低い声をだす。

『…水城なら貴方もろとも始末できそうだったのですが』

シスターは、冷めた瞳で空を見つめる

『ですが、結局は人の心に惑わされ死んでしまいました。』

あからさま、というようにがっくりと肩を下ろした。

『二人ともバカな人間でしたね。』

 

ジョラルは、クラウスの纏う雰囲気に、恐怖に、圧をおされていた。

煮えたぎるような、一歩間違えれば爆発してしまいそうな、強すぎる意思はこの宇宙さえも包む。

 

『ですが、私はそうならない自信がありますよ』

誰かに話しかけるように、クラウスは話す

『どうぞご安心を。神のご加護のままに。』

クラウスは聖書のページをペラペラめくっていた手を止め、

 

「『聖書』!また世界を書き換えましょう!」

ジョラルは、足が崩れ落ち、まるで宙を浮いているような感覚になった。

「…っ!やっぱりスタンド使いだったのか!」

ジョルノも同様に膝をつく。

「書き換える…!?なんて能力なんだ…!」

 

ぶわっ、と風が吹き、ジョラルは、全てが抜け落ちた。…「シスター・クラウス」の全てをだ。水城の事すらも忘れてしまったのは、クラウス自身が水城の事をどうでも良いとおもっている現れだろう。

 

 

ジョラルが目を覚ました。酷く汗をかいていて、なんだか気でも狂った様だった…見たこともない地下室だった。自分はどこで何をしていたっけ、と記憶を掘り起こそうとするも、霞がかって何もわからない。

地下室の上にいって、地上に出た時、ジョラルは一人の少年の遺体を見つけた。

涙が何度も溢れた。

「ぁあ、ぅ…」

言葉にならない悲鳴だった。

自分はこの少年を知らないはずだ。この、顔も名前もわからない、この少年の顔を、それでもにわかに覚えているのだ。知ろうとしても全てが抜け落ちてしまうけれど、この幼気な少年の事を自分はなぜか知っているのだった。

「ジョ、ラル?」

ジョルノはどこかを打ったらしく、脇をさすってジョラルに駆け寄り、ジョラル同様少年の遺体を見た。

「…?何処かで…?」

ジョラル同様ジョルノも訳がわからなかった。記憶がなかった。

 

 

「…思ったよりも私達は表に出すぎてしまったね」

ジョルノもジョラルも振り返った。髪の長い、ぼんやりとした瞳の、いかにも神父だというような格好をした男だった。

「貴方は…神父ですか?」

ジョルノは、なんだか不気味なその男に不安を抱いた。

「あぁ、私はこの世界に住む全ての人を救うのが使命なんだよ」

神父は聡い人間であった。と、2人は思った。ジョルノもジョラルも、一瞬のうちにその奇妙な違和感を無くし、うんうんとききいった。

「君達も可哀想に…運命に阻まれて何もできなくなってしまったんだね」

ジョルノの頭を愛おしそうに撫でる。

「…私は、君達を助けるために来たんだよ」

神父はふと手をとめ、その手をそのまま広げ

「さぁ、早く逃げなさい。」

にこり、と笑いながらそういった。

ジョルノもジョラルも、後から来たアバッキオを掴んで、こくこくと頷きながら大聖堂を後にした。

それを見つめる影が一つ。

 

「…厄介なスタンド。」

くるり、と舞う女性。 彼女は理亜、元々はジョナサンに、『ジョラルへの警戒』を依頼されていた。その為、ジョラルが水城とつるんでいたのも知っていたし、大聖堂の情報を真っ先に掴んだのも彼女である。

なぜそこまでの情報を手に入れられたかというと、彼女の狡猾なスタンドの巧みに練り上げられた技と言える。

彼女のスタンドは、「ロキ」、北欧神話に出てくる神の名前で、狡猾な、そして別名トリックスターなんて呼び方をされたりもする。

彼女のスタンド能力は多岐にわたる能力で、

 

自身の雰囲気を固定する

物、存在、人物を隠す能力

人物や物を隠す能力は、火を纏わせ幻影を見せていて、それで炎を操ることもできる。

 

と、様々な能力があるが、もう一つ言えば器用貧乏になりやすいスタンドではある。

なぜならこれほどまでの能力を詰め込んだスタンドなら、どの能力をどれだけ伸ばすかが重要だからである。

そのなかでも彼女は、「自身の雰囲気を固定する能力」を伸ばし、ジョラルには「否めない」というような、絶対にマイナスにさせない雰囲気にさせた。それで違和感、距離感を感じさせず、自分を隠す能力で隠しながら、彼の後をつけ、彼らの一部始終を覗いていた、というわけである。

勿論の事だがクラウスのスタンド能力にはかかっておらず、クラウスがどのように姿を眩ましたか、も知ってはいるが、なんにせよ範囲が大きすぎて、ジョラル、ジョルノに行っても伝わらないだろうということが明確だった。

 

本来なら彼女はジョラルについていくべきだったのだが、それをしない理由として「ジョラルの価値観を変える」為には、シスター・クラウスと真っ正面からぶつかって、戦うべきだという彼女の考えが含まれている。(実際は戦闘向きのスタンドでは無いからだろう。)

そして、もう一つの思惑があった。

当然の事ながらジョラルを監視する事になったのだから、彼の行動は知るべきなのである。だから、彼が見た昨日のテレビの内容まで彼女は知ってる…のであった。

 

 

「ただいま!」

ジョラルはにこやかな笑顔で退院した。

ジョルノとアバッキオの連れ添いをつれて。

となりには理亜を連れていた。

理亜は、「ジョナサンさん、」とジョナサンを呼んだ。

「んー?どうしたの?」

ジョナサンは、簡単な話だとおもっているらしく、 ふんわりした声で聞いてきた。理亜は、廊下に連れていき、誰にも聞かれないところまで来てからやっと話し始めた。

「ジョナサンさん…詳しくは言えませんが、ジョラルは、何かの影響を今受けています。ジョルノとアバッキオも同様です。私は、ジョラルの受けた影響について詳しく調べておりますが、この一件だけで何か大きな物事に発展する可能性があります。」

ジョナサンは、その可能性を理解し、深刻な趣で

「わかった。その時は僕も協力しよう。」

理亜は、わかりました、と頷き、ジョラルの元に戻っていった。

「ジョラル、退院したばっかでしょら大丈夫?」

バシバシと理亜が背中を叩く。

「おま、それ俺を心配してないだろ!」

ジョラルが背中をさすりながら叱る。

「ごめんってえ、だって、別に、嫌そうな様子もないしー?良いかなってぇ!」

ニコニコしながらジョラルを見る。特に変わった様子は無い。

ジョナサンが、両手をあわせ、はい!と言った。

「ジョセフ、承太郎、料理作るの手伝って!仗助、お風呂洗ってくれる?ジョルノ、理亜を部屋に案内して」

てきぱきと指示するジョナサン、流石長男、と理亜が感心していると、ジョルノが、こちらへ、と案内してくれる。

「今日はジョラルの退院祝いに豪華にしよう!」

とうきうきでジョナサンはキッチンに向かった。

 

ジョラルは、散々だったなぁ、と、今日の一部始終をベッドに横たわりながら思い出していた。

ジョルノとアバッキオに…と思い出そうとした。

「…助けられた」

思わず自分が言った言葉は、信じられなかった。

なんで、こんなときに、自分は、「助けられた」と言った…?

「俺…、いや、今日の退院日は本当に最悪だった。」

ごろん、とベッドに転がって、スマホを弄った。

地方ニュースの欄に、銃を所持した人間が逮捕された、というニュースで持ちきりだった。

「うげぇ、怖いニュースばっか。」

横目でニュースを流していく。

「…疲れたな…全部」

ぽ何かを忘れている。でも何も思い出せないまま、今日が終わる。このままだったら、全部忘れたい。何か、一つ、心のなかにあったはずなのに…?

 

何かしこりを残した

 

まま、また眠りについた。




次回!十四話!ジョラルは果たしてどうなっちゃうのか(?)お楽しみに!!!

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