これはとある伝説の特別試験とそこに至るまでの物語。



高度育成高等学校。それは日本政府が作り上げたある日本政府が作り上げた、未来を支える人材を育成する全国屈指の名門校で、希望する進学、就職先に100%応える学校である。

しかし、その実態はA〜Dクラスでポイントを競い合い、卒業時にAクラスに在籍出来た人間のみその恩恵を授かる事が出来るというもの。

そしてそのポイントを大きく変動させる事が出来るものが特別試験と呼ばれるカリキュラムである。特別試験は学力だけでなく、身体能力やチームワーク、柔軟な思考力など様々な実力が求められ、特別試験を制する者がクラス争いを制す、と言っても過言では無いくらいこの学校において特別試験は重要な存在だ。

これはその特別試験で起きた出来事。たった一回の特別試験。それだけで全てが終わってしまった。内容そのものは数年ごとに何度も実施されており、ルールに欠陥など無かった。しかし、1人の少年が誰もが予想しない方法で多くの生徒を苦しめ、狂わせ、破滅へと導いた。

これから語られるのは、後に伝説と呼ばれるようになる特別試験の全貌、そしてそれを引き起こした少年がそこに至るまでの戦い、暗躍を描いた話である。